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2017.04.19

省エネ住宅で受賞 石巻・鈴木環境建設、東北初の5年連続

鈴木環境建設が省エネを追究し独自工法で建築した住宅=石巻市新蛇田地区

 住環境に配慮した独自の建築工法を手掛ける石巻市南中里の鈴木環境建設がこのほど、総合的な省エネルギー性能に優れた住宅を表彰する「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2016」(一般財団法人日本地域開発センター主催)の特別優秀賞を受賞した。5年連続の受賞で、東北では初めて。

 東京都内で3月末に表彰式があった。受賞したのは、同社の基軸事業の住宅シリーズ「Bespoke EKO V(ビスポーク エコ ファイブ)」。特別優秀賞と併せ、同社は特別優秀企業賞も獲得。

 鈴木貞良代表取締役は「快適な住環境は、暮らす人々の健康につながる。高い性能、品質の住宅を追究していく」と意欲的だ。

 同シリーズの工法は、冷暖房設備への依存を抑えた。29センチもの厚さの断熱材を採用し、窓ガラスも全てトリプル構造にした。日差しにも気を配り、ひさしを精密に計算して据え付けるなど、躯体(くたい)そのものを充実させた。外気温に左右されない施工法により住宅全体の室温が安定し、急激な温度変化が身体に影響を及ぼす「ヒートショック現象」の防止にもつながるという。

 ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーの審査は、建物や設備などの住宅性能を、国の住宅省エネルギー基準に照らし合わせて数値化。さらに多様な手法の導入、省エネ住宅普及の取り組みといった観点から総合的に判断する。

 鈴木環境建設のシリーズは、全国展開する大手住宅メーカーなどから応募のあった214件の中で高い評価を得た。

 同社が建築する住宅戸数は年間7、8棟と多くはない。しかし時代の要請に応じた経営戦略を貫き、地道ながらも快適な住環境の提案を続ける姿勢に、全国各地の同業者の視察が相次ぐ。

 シリーズではさらなる進展を模索。住宅内の空気を機械設備に頼らずに自然対流で循環させる一方、従来は屋外に据え付けるガス給湯設備本体をあえて室内に設けて廃熱利用による暖房なども検討している。

 鈴木代表取締役は「省エネによって住宅の維持管理費を長期的に抑制することができ、最近は住宅取得を希望する若い世代が関心を寄せている。自然環境はもちろん、住む人にも優しい住宅を提供していきたい」と話している。


◇ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2016受賞決定 | 一般財団法人日本地域開発センター
http://www.jcadr.or.jp/HOYE/house-2016top_result.html


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