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2017.04.12

経産省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に、石巻の3社

ヤマトミ・千葉雅俊社長

向陽エンジニアリング・山本克己社長

高橋屋根工業・高橋悌太郎社長

 経済産業省が地域経済の活性化や人材育成に貢献する優れた取り組みを実践する事業者を選定する2016年度の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に、石巻市内の3社が選ばれた。「需要獲得」分野で水産加工のヤマトミ、「担い手確保」分野で部品製造の向陽エンジニアリングと、高橋屋根工業だ。

 東日本大震災を乗り越えて商品を開発したり、人材確保に努めたりしたことが評価された。


■ヤマトミ/販路回復に成果

 東北経済産業局の推薦を受けたヤマトミは、震災で工場が被災し1年以上製造できなかった。復活した12年4月以降、商品開発を積極的に進める一方、失われた販路を取り戻すため地元の水産加工会社などとグループをつくって統一ブランドを製造。国内外で売り込みを図り成果を上げた。

 千葉雅俊社長(65)は「同業他社との連携が認められた。震災を乗り越えた激励にも思える」と感謝する。


■向陽エンジニアリング/人材を積極雇用

 半導体関連部品の作製や県内唯一の製造パーツを一方向に並べるシステムの販売を手掛ける向陽エンジニアリングは、中小企業基盤整備機構東北本部の推薦。他社を早期退社した人材を石巻市内のNPO法人を通じて採用し、人づくりのノウハウで自社に定着させた。女性の従業員は現在4人と少ない。女性の採用も視野に入れる。

 山本克己社長(55)は「女性の持つきめ細かさなど生かせる場面もある。働きやすい環境を今後も考えていきたい」と抱負を述べた。


■高橋屋根工業/分社で活性図る

 高橋屋根工業は県商工会議所連合会の推薦を受けた。災害に強い軽量で耐久性に優れた新型屋根材を石巻専修大と協力して開発した。社員の勤労意欲の向上と経営感覚の醸成を目指して分社制度を設けた。同社から50%の出資を受けて3社が独立。同社から受注を受けながら営業活動を展開する。

 高橋悌太郎社長(70)は「選ばれたことに驚いている。屋根ふき職人が減少し、若手職人の育成にも力を入れる会社の力になる」と話した。


◎はばたく中小企業・小規模事業者300社
 地域経済の活性化や海外での積極的な販売展開などに取り組む企業を経済団体などから推薦を受けて「生産性向上」「需要獲得」「担い手確保」の3分野で毎年決めている。2016年度は石巻市内3社を含めて県内から8社が選ばれた。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2017/170323monozukuri.htm


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