NEWS 石巻かほく

このエントリーをはてなブックマークに追加
2017.03.19

観光地の魅力底上げへ 旅行会社の代表ら、石巻圏巡り意見交換

震災遺構として残すことが決まっている旧女川交番について説明する遠藤さん(左)

 東北地方の交流人口の拡大を目指し、観光地としての魅力底上げやブラッシュアップを図ろうと、石巻地方2市1町を巡るファムツアーが14、15の両日にわたって開かれた。

 宮城復興局が主催する「東北インバウンド・コラボレーション相談会」の一環で、石巻市や仙台市、東京の旅行会社などが参加した。

 15日は9社12人が参加し、女川町のシーパルピア女川を散策。町観光協会の遠藤達彦さんが案内した。

 遠藤さんは東日本大震災で女川町が受けた被害を説明した上で、新たなまちづくりに取り組む女川を紹介。駅舎の展望台では「女川駅ができたのは2015年3月。16、17年の元旦はここから初日の出が見えた」などと紹介した。

 この後、一行は石巻市魚町2丁目の市水産総合振興センターに移動し、9社11人がワークショップに参加。2市1町を巡った振り返りでは、「他の事業者との差別化が課題。こだわりをうまくアピールしないとブランド化が見えてこない」「ターゲットを明確に定めた方がよい」などと意見が出た。

 「たびすけ合同会社西谷」(弘前市)の西谷雷佐(にしやらいすけ)代表は自社の取り組みを紹介し「何げない当たり前のことだと、地元の人が(良さに)気付いていない可能性がある」と指摘。リンゴの収穫期である秋を除いた季節の試みとして、冬はスノーシューズを着用し、リンゴ農家を訪れるなどの事例を挙げた。「収穫期だけではなく、リンゴ畑をいかに収益ポイントにするかだ」と述べた。このほかにも「例えばようかんは神戸、和菓子は京都などと決めてしまうと、地域の可能性のドアを閉めてしまう」と、固定観念を持たない大切さも説いた。

 その後、参加者はターゲットや内容、他地域と比較した優位性などを考慮した商品開発のワークショップを行い、意見を交わした。


スポンサーリンク

ページの先頭に戻る