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2017.03.19

石巻・雄勝の統合4校、閉校式 思い出の学びやに「ありがとう」

感謝の気持ちを込め、校歌を斉唱する児童生徒ら

保存会と雄勝中生徒による伊達の黒船太鼓

 石巻市雄勝小(児童16人)と大須小(児童5人)、雄勝中(生徒21人)と大須中(生徒7人)の統合に伴う4校の閉校式が18日、二つの会場で行われ、伝統を築いてきた歴史にそれぞれ幕を閉じた。

 併設校として大浜地区に整備されている新校舎は6月末の完成を予定しているため、新年度は大須小で学校生活をスタートさせ、2学期に新しい学びやに移る。


■校名決して忘れない/大須小・中

 大須小・中の式は大須小体育館であり、児童や地域住民ら約250人が出席。

 大須小6年永沼未帆さん(12)は「大須小での思い出は大切な宝物。感謝してお別れしたい」と話し、前生徒会長の大須中3年高橋愛佳さん(15)は「大須という地に学校があったことを決して忘れない」と最後のあいさつをした。

 大須小の菅原佳江校長と大須中の高橋琢哉校長が校旗を返還し、地域とともに歩んできた歴史にピリオドを打った。

 式終了後「思い出を語る会」を開いたほか、閉校記念碑を除幕した。

 木造の大須中旧校舎にあった棚などを材料に作った木製ストラップや、閉校記念誌、校歌を録音したCDも配布され、訪れた卒業生らを喜ばせた。


■飯野川の仮校舎に別れ/雄勝小・中

 雄勝小・中の式は、児童生徒・教職員ら関係者約250人が参加し、石巻北高飯野川校の体育館で行われた。

 雄勝小の菅原美樹校長と雄勝中の鈴木雅行校長がそれぞれ校旗を返納し、全員で校歌を斉唱し、“最後の日”を心に刻んだ。

 東日本大震災で校舎と体育館が全壊し、児童生徒たちは、間借りや仮設校舎で学校生活を送るなど、不自由な環境の下で勉学に励んできた。

 式の後に開かれた「感謝の会」では、震災で流された太鼓の代わりにタイヤを使用したことが由来の「復興輪太鼓」を卒業生が堂々と披露。保存会と生徒による雄勝地区伝統の「伊達の黒船太鼓」も演奏。感謝と新しい雄勝小・中への期待を込めて一生懸命奏でた。

 雄勝小5年の渡辺遥人君(11)は「4月から雄勝の地に帰り、新しい雄勝の伝統をつくっていきたい」と語り、生徒会長の雄勝中2年大槻龍央(れお)さん(14)は「雄勝中の発展のために努力していく」と力強く決意を述べた。


※関連記事
「伝統を心に刻み新年度統合 大須小と雄勝小、大須中と雄勝中(2017.03.14)」
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2017/03/20170314t13007.htm


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