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2017.03.18

復興のシンボルに ヤマザクラ48本植樹 県松島自然の家

2メートルほどに成長した若木を丁寧に植える参加者。今後の成長に期待を寄せた

 県松島自然の家の野外活動フィールド(東松島市宮戸)で12日、ヤマザクラの植樹作業があった。東日本大震災で大きな被害を受けた宮戸地区周辺へ2011本のヤマザクラを植えるプロジェクトに賛同した自然の家が、間もなく利用開始となる野外活動フィールドとの統一した景観づくりに役立ててもらおうと企画した。

 プロジェクトの第4回植樹祭を兼ねた今回は、自然の家や奥松島縄文村歴史資料館の職員をはじめ、活動母体となる「奥松島復興の会」、ボランティアスタッフら過去最多の90人が参加した。

 参加者は、スコップで50センチほど掘った穴に肥料土を入れ、2メートルほどに成長した若木48本を丁寧に植えて、順調な生育を願った。

 実行委が、種から4年間育てたという60本の若木を用意し、自然の家に提供。残りの12本は、さとはま縄文の里史跡公園に植えた。

 仙台市や大崎市、青森県、滋賀県などから駆け付けた人もおり、「震災を風化させないことが大切。きれいな花が咲いたらまた訪れてみたい」と語った。

 資料館の菅原弘樹館長は「PR効果も手伝って、活動の輪が広がってきた」と話した。

 プロジェクトは、松島湾周辺がヤマザクラの自生する北限とされることに着目。震災前の植生を取り戻し、復興のシンボルにしようと2012年に始まった。植樹は14年からで、これまでに奥松島ウオーキングトレイル公園、史跡公園、室浜高台移転団地、資料館正面などに約80本を植えた。4月22日に初めての観桜会を開催する予定という。

 現在資料館で大切に育てている苗は2000本を超えた。関係者は「復興につながるよう宮戸島をヤマザクラでいっぱいにしたい」と張り切っている。


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