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2017.01.31

障害者の就労支援 介護人材育成へ教室開設 石巻・愛さんさん

開設準備に当たる小尾さん(右)とスタッフ

 石巻市大街道南4丁目に2月1日、障害や難病を抱える人を介護職員に育成することを目的とした「福祉人財養成学院 石巻教室」が開設される。特別支援学校卒業後の進路や就労支援とともに、介護現場の人手不足解消にもつなげる。

 開設するのは塩釜、石巻両市で高齢者向け配食サービスを展開する民間事業者「愛さんさん」。社長で学院の校長を務める小尾勝吉さん(38)は「資格を取り、働くためのスキルアップを図ることで、自信を持った一歩を踏み出してほしい」と話す。

 2年間で、介護職員実務者研修修了(旧ホームヘルパー2級資格)と就職を目指す。受け入れ対象は18〜65歳。初年度は10人を予定する。

 授業は原則1日4〜5時間。学科と実技による介護、パソコン操作をはじめ、人間関係づくりや各種マナーなど、働くための基礎技能を習得する。

 授業料はなく、教科書や実習服などの実費だけ。講師は実務研修教育講習の修了者、元小学校教諭、介護福祉士ら4人で、人件費は厚生労働省の就労支援事業訓練給付金で賄う。

 教室は、系列会社の愛さんさんビレッジが同じく2月1日にオープンさせる有料老人ホーム内に併設。同ホームの施設を利用して実習もできる。

 小尾さんは川崎市出身。東日本大震災のボランティアで石巻など県内に入り、縁ができた。障害者雇用に積極的に取り組み、塩釜、石巻の両事業所で合わせて34人が働いている。

 「ハローワークの障害者求人はすぐ埋まる。うちも配食事業での受け入れは今は断っている状態」と、受け皿不足を実感する。そこで人手不足が叫ばれる介護職を育成し、就労支援につなげようと考えた。

 「自信を付けるには小さな失敗体験も必要。責められることのない安心な空間の中でチャレンジしてほしい」と語った。

 生徒は随時募集している。連絡先は愛さんさんビレッジ0225(90)4213。


◇愛さんさんビレッジ https://www.facebook.com/aisansan.v/


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