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2017.01.17

小正月行事えんずのわり 家々回り「鳥追い」 東松島・月浜

「えんずのわり」のメイン行事「鳥追い」で家々を回り、多幸を祈る小学生

 東松島市宮戸の月浜地区で14日夜、江戸時代から続く国の重要無形民俗文化財「えんずのわり」のメイン行事「鳥追い」があった。地区内の小学生3人が民家や災害公営住宅、民宿など約30戸を回り、家々の多幸と東日本大震災からの復興を祈った。

 宮野森小5年の鈴木凜生(りき)君(11)が大将を務め、4年の山内紳太カ君(10)、3年の小野佑真君(9)が参加した。

 五十鈴神社近くの岩屋内にろうそくの火をともし、先輩の東北学院大法学部3年の小野凌輝さん(21)の先導で、午後7時ごろに出発した。

 それぞれの家の玄関先や縁側で、神木の松の棒で地面を突きながら「えんずのわり、とりょうば(意地の悪い鳥を追えば)」など独特の歌を唱えた。

 各家庭に応じて「達者で働くように」「民宿繁盛するように」「お子さんがすくすく育つように」などと願いを込めた。

 大将の鈴木君は「みんなの協力で頑張ることができた」と振り返った。野蒜地区に引っ越す鈴木君は、今回が最後の参加になりそう。「月浜の伝統なので下の子がつないでほしい」と希望した。

 鈴木君の祖父、鈴木信也さん(73)は「立派に大将を務めた」と目を細めた。

 えんずのわりは地区の繁栄を祈る小正月行事。小中学生の男子が学校に通いながら11〜16日に岩屋で食事を作り、集会所に寝泊まりして共同生活を送る。

 少子化や震災の影響で男子が減少し、行事の在り方を模索する動きも出ている。


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