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2016.12.01

サンマの水揚げ好調 女川魚市場、取扱高が震災後最高に

サンマを品定めして入札に備える買い受け人=11月24日午前7時15分ごろ、女川魚市場

 サンマ漁が最終盤に差し掛かり、女川魚市場で今季のサンマ水揚げ金額が東日本大震災後、最高の取扱高になることが分かった。

 11月20日現在、24億8500万円で、既にこれまで最高だった2014年の年間水揚げ金額23億円を超えている。不漁予測の中、水揚げが好調で、高値取引されたことが要因だ。

 女川魚市場によると、サンマの水揚げ数量は20日現在、1万3092トンで、記録的な不漁だった昨年同期(8819トン)の1.5倍。間もなく終漁のため、年間水揚げ数量は震災後、最も多かった14年の2万4056トンに届かないが、まずまずだった13年(1万2398トン)を超えた。

 今季、女川魚市場には9月5日に初めて70トンが水揚げされた。その後も堅調で、11月28日も8隻が135トンを水揚げした。当初、昨年同様に不漁が見込まれていた。

 東北区水産研究所八戸庁舎資源管理部によると、漁場は北海道や三陸沿岸から離れていたが、北海道より本州の魚市場が高値で取引されるため、女川、大船渡などで水揚げが多かった。サンマの漁獲不振は変わりなく、震災後に復旧を果たした水産加工会社の原料確保の引き合いが強く、高い値段で取引された。

 全国さんま棒受網漁協(全さんま)によると、本州の水揚げ数量はほとんどが増加した。11月10日現在、本州の数量は大船渡が1万2229トン(前年同期比4%増)でトップ。以下、女川の1万1699トン(同50%増)、気仙沼の1万1557トン(同20%増)と続く。

 金額は、大船渡が25億9700万円(前年同期比1%増)、女川が23億3200万円(同46%増)、気仙沼が21億2500万円(同8%増)となった。

 女川の数量と金額の増加が際立つ。

 全さんまによると、10月31日現在、1キロ当たりの女川の単価は今年は218円。昨年の234円より安いが、豊漁だった14年の129円、13年の171円よりかなり高くなっている。


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