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2016.08.19

心の復興手助け 石巻・大川地区を模型で復元 年度内に完成

追波川仮設住宅談話室で開かれた模型復元プロジェクトの説明会

 東日本大震災で、甚大な被害を受けた石巻市大川地区の町並みを復元する「記憶の街」模型復元プロジェクトが始動する。

 今月中に、復興支援に携わってきた一般社団法人「長面浦海人」、復元対象地域の代表らで実行委員会を組織。9月下旬に全体説明会を開催後、合わせて3カ所で2回ずつワークショップを開き、年度内に模型を完成させる。

 古里の懐かしい町並みがよみがえり、住民の心の復興を手助けする。プロジェクトは、復興庁「心の復興」事業予算を活用し、長面浦海人が幹事団体として取り組む。

 復元の対象地域は、災害危険区域となっている尾崎、長面、釜谷、間垣の4集落で、町並みや自然環境、文化の保存・継承を目指し、地域住民の声を生かして完成させる。模型は、一辺3〜5メートルの大きさ。

 プロジェクトの始動を前に16日、大川地区住民が住む三反走と、追波川の両仮設住宅で説明会が開かれた。長面浦海人関係者や地区役員、若者、主婦ら住民合わせて約20人が参加した。

 震災後、50カ所を超す地域で模型の復元を手掛けてきた神戸大槻橋修研究室のプロジェクトリーダー磯村和樹さんから、模型作りの手順の説明を受け、製作範囲などについて検討した。

 ワークショップは、11月と来年3月に開催予定で、仮設住宅のほか、被災した地域などで開催する。

 釜谷地区の行政委員阿部良助さん(69)は「古里の復元は願いであり、一人でも多くの住民に参加してもらい、完成させたい」と語った。

 長面浦海人理事の中島みゆきさんは「住民の皆さんの記憶が薄れないうちに、情報収集したかった。完成後は展示を考えたい」と話した。


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