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2016.08.10

石巻・末永海産が13品目でハサップ取得 生食用カキ、国内唯一

認定証明書を手にHACCP取得を喜ぶ末永社長

HACCP取得のため、末永海産が設置した生食用カキ出荷専用の設備

 石巻市塩富町2丁目の末永海産が、カキ、ホヤ、ワカメ、ホタテなどの水産加工品13品目で、一般社団法人大日本水産会から国際的な食品衛生管理方式「HACCP(ハサップ)」を取得した。この中で生食用のカキは、国内唯一で最初の認定工場としても認められた。

 9月からは世界ナンバーワン市場で生食用のカキを主食とする米国への輸出を決定。9月にハワイ、11月にニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコで開かれる「東北復興フェア」にも出展する。

 同社は東日本大震災で地盤が沈下し、1メートルの津波が押し寄せたため、工場を解体し新工場を建設した。以来、HACCP取得に向けて社内に委員会を立ち上げ準備を進めてきた。

 生食用カキに関しては、1次処理から製品までを徹底管理。安全安心の観点から出荷までの4カ所で生産者を特定する一方、浄化水を使用するなど同社ならでのこだわりで生産している。

 末永寛太社長は「苦労もあっただけにHACCP取得の喜びは大きい。海外に売って出るためのアピールにもなる。石巻のカキを広めていきたい」と強調。今後はHACCPの手法を基にした商品開発にも力を注ぐ考えだ。

 海外出張の経験が豊富な古藤野靖企画室長は「昨年の東北復興フェアでは冷凍ワカメの評判が良かった。今年はカキをはじめ、ホタテ、ホヤなども積極的に売り込んできたい」と話し、ビジネスチャンスの攻勢に意欲を見せる。

 HACCP取得は、国際的な衛生管理基準をクリアした企業として製品を国内外にPRできるのが最大の魅力。

 末永社長は「これからも全社員の衛生品質管理の意識を高め、地元石巻・宮城の水産加工品の発展に努めていきたい」と気を引き締める。


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