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2016.04.09

石巻での支援活動、被災者交流紹介 岐阜のNPO法人代表が出版

自費出版した「石巻災害エキスプレス」を手にする加藤さん

 岐阜県のNPO法人「チームみらい中津川市防災市民会議」代表の加藤吉晴さん(63)が、東日本大震災後、市民会議が石巻で実践してきたボランティア活動の記録『石巻災害エキスプレス 誰でも災害ボランティア』を自費出版した。

 加藤代表は「ボランティアの生き方の参考になればうれしい」と話している。

 市民会議は、震災直後から避難所となった湊小を拠点に石巻密着型で活動を展開した。中津川にも合板大手のセイホクの工場があることが縁だった。参加者は、小中学生から年配の人たちまで延べ500人以上が訪れ、物資提供も5000人以上の市民が協力した。

 被災者を中津川に招く一方、被災者がお礼に中津川を訪れるなど被災者と支援者の交流も生まれた。

 ボランティアは組織化し効率化を図り、継続した。チームに市名を冠することのメリットについて「まとまりやすく、市民としての誇りが生まれた」と記し、「活動を終えたボランティアは、災害に強い人材となり、町の財産になっている」と書いている。

 災害ボランティアについては「被災地で被災者とふれあうことで、逆境からでもよりよく生きたい、生きていきたいという、そんな勇気と元気を被災者からもらい、自分自身の生き方に投射できるのも、ボランティア」と記している。

 被災者やボランティア参加者らが寄せた文章を収録したほか、石巻市の仮設住宅居住者のアンケート結果も紹介している。

 A5判189ページ。1600円(税別)。風媒社=052(331)0008。


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