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2016.03.22

石巻・復興祈念公園、基本設計まとまる 2021年春の完成目指す

石巻南浜津波復興祈念公園の完成予想図

 東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市南浜地区に国、県、市が連携して整備する復興祈念公園の基本設計がまとまった。

 公園の名称は有識者委員会が「石巻南浜津波復興祈念公園」と定めた。

 新年度に実施設計に着手し、一部で工事に入る。2021年3月の完成を予定する。県内で唯一の国営追悼施設を有する公園は追悼・鎮魂や教訓の伝承、復興の象徴、防災・減災への役割を担い、被災地再生に向けた復興への強い意志を内外に強く発信する。

 公園面積は約38.8ヘクタールで、中心部に円形の「追悼の広場」(約2800平方メートル)を整備。3000人規模の式典ができる。広場の北側隣接地には休憩所、ビジターセンターとなる中核的施設を配置する。

 中心部の近くに市民活動拠点の空間を確保し、震災伝承活動の受け皿となる門脇地区の「がんばろう!石巻」の看板や「南浜つなぐ館」の機能を移設する。

 公園東側には津波などからの一時避難場所となる高さ10メートルの避難築山を造成。西側には野球やサッカーなどができる三つの多目的広場を設け、海岸沿いを中心に松林を再生する。

 約4.4ヘクタールの池と湿地を設け、市街化される前の地区の風景を復元。震災前の街路を残し、郵便局などの公共施設跡地に休憩所を設けて目印を付け、生活の痕跡を示す。来園者が巡れるよう園路でつなぐ。

 有識者委は「教訓伝承や自然との共生、鎮魂を一つにしたデザインになった。未来を築く役割も果たしてほしい」と期待する。

 公園の名称は最大被災地「石巻」と地区名「南浜」を採用した。同地区は隣接する門脇地区と合わせ、539人が死亡・行方不明になっている。


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