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2015.11.12

民間に被災学校貸し出し 地元雇用拡大に期待 東松島市

民間へ貸し出す旧浜市小の校舎

 東松島市は、東日本大震災で被災した旧野蒜小と旧浜市小の校舎、敷地の施設を貸し出すことを決め、ビジネス展開などを予定している企業、事業者を募集している。

 民間活力を生かして施設の有効利用を図る。一時避難所としての機能を持たせることが条件。雇用拡大にもつなげたい考えで、地元雇用に貢献できる企業、事業者が望ましいとしている。

 市復興政策課の担当者は「震災遺構としては広い意味では復興庁の定義から外れると思われる」として、2校の民間活用を決めた。被災校舎を民間に貸し出す試みは極めて珍しいという。

 利用できる施設は、旧野蒜小が鉄筋コンクリート3階の校舎(延べ床面積約2500平方メートル)と敷地の一部。旧浜市小は鉄筋コンクリート2階の本校舎(約1260平方メートル)、増築した同3階の校舎(約527平方メートル)、体育館(同796平方メートル)、敷地など。

 校舎の改修・維持管理費などは企業や事業者の負担で、市は2016年4月から10年間貸し出す予定。

 旧野蒜小は電気、水道(一部補修が必要)、下水は利用可能。旧浜市小はいずれも利用できず、下水は浄化槽設置が必要になる。

 市は、多くの地域住民が震災の際、各校舎に避難し助かったことや、長年にわたり地域の中核施設として親しまれてきたことを重視。地元住民からも緊急時に避難できる施設として保存活用を求める要望があったことから、有効利用を判断した。

 現時点で数社から問い合わせがあるという。阿部秀保市長は「一時避難所としての機能を持ち、地元雇用も生まれればいい」と期待を寄せている。

 市行政経営課は「施設の改修計画から活用計画案まで幅広く提案を求めたい」と事業者からの応募を呼び掛けている。

 申し込み書の受付期間は24日〜30日、企画提案書提出期間は12月7〜14日。審査期間は同15〜22日となっている。

 プレゼンテーションは同18日、審査結果通知は来年1月5日を予定している。


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