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2015.09.12

「忘れない」 震災から4年半、月命日 各地で祈りや見学会

門脇町の「がんばろう石巻」看板前で被災状況などを学ぶ見学者

 東日本大震災から4年半の月命日となった11日、石巻地方の被災地では、犠牲者のみ霊に祈りをさざける人や、復興途上の町を巡る見学者らの姿があった。

 震災発生時刻の午後2時46分、石巻市門脇町にある「がんばろう石巻」の看板と祭壇前で、市内のみなし仮設住宅に住む阿部信さん(67)が手を合わせた。

 震災の津波で長男=当時(36)=を亡くした阿部さんは、同市南浜町の自宅を流された。現在、日和山に通うのが日課で、被災地を巡る人々に記憶を語り継いでいる。「震災を風化させたくない気持ちで言葉を交わしている」と話す。

 東京から友人と2人で訪れた会社員村上大嗣さん(33)は、高盛り土道路の建設が進む門脇町一帯を見渡しながら「被災地の生の姿に衝撃を受けた。忘れないようにしたい」と表情を引き締めた。

 街なかの震災関連施設も県内外からの視察者が絶えず立ち寄っている。

 3月に開所した石巻市復興まちづくり情報交流館中央館(中央2丁目)は8月で来館者が1万人を超えた。

 同じ橋通りにある震災伝承スペース「つなぐ館」では、首都圏の社会人と学生の7人グループが研修。瀬谷興市郎さん(29)は「少しでも被災地の人たちの希望になれるような活動をしていきたい」と語った。


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