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2015.04.05

ラジオ石巻・FM764のつぶやき(1) 民謡の魅力を伝えて

作家の石田千さんとスタジオでトークする沖津さん(右)

 石巻地方でコミュニティーFM局「ラジオ石巻」は住民の生活に溶け込んでいる。ラジオの向こうにいるアナウンサーやパーソナリティーたちがマイクの前を離れ、素顔の一面をのぞかせたり、放送のこぼれ話を披露したりする。

   ◇

 憧れだったアナウンサーという職業。夢がかなって、1965年4月20日は初めてアナウンス(初鳴き)した日である。

 先輩のキュー(合図)で「IBC岩手放送です。間もなく6時40分になります」。これだけのアナウンスをするのに胸がドキドキ、緊張のあまり時計がかすんで見えた。

 その時から50年がたつ。

 入社して間もなく、先輩アナウンサーから15分番組「朝の民謡」のチェックをと言われ、民謡番組との関わりが始まった。初めは民謡を聴くのも苦痛だったが、何度か聴いているうち次第に民謡に引かれるようになった「食わず嫌い」か。民謡に関心のない人も何度か耳にすれば、民謡に引かれると思った。

 入社2年後の67年4月には、1時間のリクエスト番組「民謡回り舞台」を立ち上げた。今でも続く長寿番組となっている。

 その後、宮城テレビ放送に入社。ここでもふるさとの民謡、民謡大賞宮城大会などを担当した。

 そして2011年9月、再びラジオで1時間番組「民謡列島めぐりin石巻」を立ち上げ、番組を通して民謡の普及に努めている。当時と変わらない民謡に対する情熱を持って。

 民謡は私たち日本人の心のふるさと。私にとって「民謡は心の支え」といっても過言ではない。「民謡」には聴く人の心を引きつける魅力がある。それは、私たちの祖先が生活、信仰、生産、労働の中で歌い出した唄(うた)であるから。

 放送を通して民謡の魅力を伝え続けたい。(アナウンサー・沖津省己)

■おきつ・せいき 石巻市鹿又出身。1965年岩手放送アナウンス部入社。70年宮城テレビ放送入社、アナウンス部長。ニュース、民謡番組など担当。


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