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2015.02.06

新駅「石巻あゆみ野」、来年3月開業目指す JR仙石線・陸前赤井−蛇田間

JR仙石線「石巻あゆみ野」駅の建設予定地=石巻市門脇青葉西

 石巻市は5日、新蛇田南地区被災市街地復興土地区画整理事業地の南側に誘致を進めるJR仙石線の新駅について、「石巻あゆみ野」の名称で請願駅の設置が決まったことを明らかにした。

 JR東日本は2016年3月の開業を目指し、新年度、新駅のホームや駅舎の工事を進める。

 新駅が開設されるのは陸前赤井−蛇田間(3.5キロ)で、蛇田駅から1.4キロ先。市とJR東は昨年10月に新駅整備に関する基本協定を締結し、市が「あゆみ野」など数点の駅名候補を提案。JRが最終的に決定し、1月に東北運輸局に新駅設置の認可を申請、今月3日付で認可を受けた。

 駅名について、市は「新駅は被災住民の住宅地として新市街地に整備する区画整理事業地に隣接することから、復興、新しい生活、未来への歩みといった震災復興への強い思いを込めた」と説明した。

 新駅は無人駅で、駅舎には待合室が設置される。ホームは延長約85メートルで、普通列車4両分に対応する。市は区画整理事業地内に駅前広場や駐輪場、公衆トイレなどを整備する。

 JRとの基本協定では、駅舎やホームの建設、JR東のIC乗車券「スイカ」利用のシステム改修費用は市が全額負担し、駅舎などの維持管理はJRが行う。

 市は費用負担を数億円と見込み、東松島市と負担割合について精査していく。負担金の財源には国の社会資本整備総合交付金や一般財源を充てる。

 震災で被災した仙石線は5月30日に全線復旧する。市は新駅近くに東日本大震災の被災者向けに新蛇田、新蛇田南の防災集団移転団地を整備し、将来的に約5000人の居住を想定。住民生活の利便性を向上させるため、請願駅として新駅設置をJRに要望していた。

 5日の定例記者会見で、亀山紘市長は「新しいまちが誕生し、新駅を核ににぎわいが創出される。新駅が市全体の復興を後押しすることを期待している」と述べた。


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