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2015.02.06

イタリア冬野菜を名産に 高級「タルディーボ」生産 石巻・鹿又

出荷直前の「タルディーボ」。濃いワインレッドが食欲を誘う

収穫作業に取り組む高齢者ら=石巻市広渕

 農産物の生産・販売、農作業の受託、生産指導を手掛ける「アルコバレーノファーム」(石巻市鹿又)が、イタリアで人気の冬の高級野菜「タルディーボ」の生産に取り組んでいる。全国有数の生産量を誇り、東日本大震災で被災した高齢者や障害者を雇用している。

 味戸孝浩社長は「石巻の名産品として定着させ、全国にアピールしていきたい」と意気込んでいる。

 タルディーボの生産は、全国的に栽培農家が少ないことに加え、石巻地方が適地ということから、県農業・園芸総合研究所の助言を受け、昨年から取り組んでいる。

 栽培面積は、石巻市広渕と東松島市小松の合わせて約50アール。試験栽培の初年度は3000パックを出荷し、2年目のことしは2万パックを見込んでいる。

 夏場に種を植え、12月末から収穫を開始。遮光したビニールハウスで2週間ほど水槽に入れて茎の白身を出した後、パック詰め(1〜2株)し、農協を通して東京・築地市場に出荷している。

 タルディーボは、イタリアでは高級野菜として知られている。濃いワインレッドの葉が美しく、ほろ苦いのが特徴。主にサラダで食べられているが、イタリアでは創作料理にも利用されているという。

 石巻市内では、イタリアンレストラン「牡蠣(かき)鉄板HASEKURA」(新境町)で扱っている。

 現在、60〜80代の被災者10人、障害者1人が就労。高齢者らの生きがいづくりなど社会貢献にも力を入れている。

 「畑は連作障害を起こすため、安定供給していくためには栽培を拡大し、高品質の商品を出荷していきたい」と間木裕也専務。イタリアンシェフをはじめ、一般の人たちに知ってもらうため、PRにも努めていく。


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