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2014.10.03

砂浜よみがえれ 十八成浜、白浜の再生・整備計画まとめる 石巻市

 石巻市は、東日本大震災で大きな被害を受けた十八成浜、白浜両地区の砂浜再生・跡地整備計画をまとめた。十八成浜は地盤沈下で消滅した砂浜を再生し、2019年度の海水浴場開設を目指す。白浜はバーベキュー施設を備えたデイキャンプ場などレクリエーション拠点として整備、17〜18年度の海水浴場再開を見込む。砂浜の再生や付帯施設の復旧、アウトドア施設の整備で、地域の再興と観光振興を図る。

 市によると、震災の影響で十八成浜は約1.2メートル地盤沈下し、砂浜は海面下に消えた。市は昨年度、砂浜再生可能性調査を実施し、海水浴場整備が地域と観光業再生に不可欠と判断した。

 計画では、延長360メートルの防潮堤を新設し、このうち190メートルは砂浜再生のため、現在の県道から最大約37メートル陸側に整備。県道は撤去され、掘削後に砂を投入し、砂浜(約6000平方メートル)を形成する。便益施設としてトイレ、シャワー室、更衣室などのほか、海水浴客らの憩いの場となる海浜公園(4000平方メートル)を整備する。駐車場や民間店舗用地も設ける。

 海水浴場や付属関連施設の管理運営は、地元住民との協働を基本に、住民組織への委託を想定している。当面は1万人、将来は3万人の集客を目指す。

 15〜17年度、砂浜や施設の実施設計などを進め、18〜19年度の工事を予定する。財源は国の復興交付金などを充てる。現時点での概算事業費は約8億2000万円と見込まれる。

 白浜は「ビーチパーク」と称して、トイレ、シャワー室などの便益施設を設置するほか、日帰りの「デイキャンプ場兼バーベキュー広場」(3000平方メートル)、多目的広場(4200平方メートル)、駐車場を整備する。

 15〜16年度で実施設計を終え、16年度から工事に取り掛かり、17年度の完成を見込む。事業費は約4億2000万円。整備後は通年利用施設となることから、指定管理を想定している。

 市は「夏季における海水浴客にとどまらず、通年型のレクリエーション施設として多くの来場者や、周辺旅館などへの宿泊客も期待できる。各種イベント会場として活用できる空間に整備し、集客とともに地域振興を図る」と説明している。

 白浜海水浴場は震災前、年間1万人を超える海水浴客でにぎわっていた。震災で地区の大半の建物は全壊・流失の被害を受けた。砂浜も被災し流域面積は減少したが、徐々に回復してきているという。市はレクリエーション拠点の再興で集客1万人を目指す。


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