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2014.05.13

石巻市内舞台モバイルゲーム スマホ手に街中探検 国内外100人参加

スマートフォンを片手にネット上の陣取りゲームを楽しむ参加者=石巻市内

 ネット検索大手のグーグルなどは10、11日、モバイル位置情報ゲーム「イングレス」を利用した観光プロジェクト「Ingress Meetup(イングレス・ミートアップ) in 石巻」を石巻市内で行った。ゲームを楽しみながら被災地の現状を知り、震災についての知識を身につけてもらうのが狙い。国内外から2日間合わせて約100人が参加し、スマートフォンを手に街中探検に熱中した。

 「イングレス」はスマートフォンを使い、現実世界を舞台にした仮想空間で陣取り合戦をするゲームで、実際にある石碑や看板などに「ポータル」を設定。参加者は探し当てたポータルを結んだ線で陣地をつくっていく。

 ゲームのエリアには、震災の被害が分かる場所として日和山公園、中瀬、商店街の3カ所が選ばれ、計120カ所のポータルが設定された。国内だけでなく、今回のゲームのため海外からやって来た参加者もいた。

 被災し取り壊された岡田劇場や旧聖ハリストス正教会など特定の場所に立つと、グーグルの震災関連の写真・動画の共有サイトを利用して被災前の写真を見ることができる仕掛けも用意された。参加者はゲームを楽しみつつ、震災への関心を深めていた。

 東京から参加した戸田ゆかりさん(38)は「昔と今の写真を比べて、震災の被害がよりはっきりと伝わってきた。以前にボランティアとして来たが、こういうイベントで歩き回ることでまた新たな発見があった」と話した。

 「Ingress Meetup」はグーグルの復興支援母体「イノベーション東北」が中心となり、一般社団法人「ISHINOMAKI2.0」、アプリ開発団体「イトナブ石巻」、株式会社JTB、グーグルが企画・運営する。

 イノベーション東北事務局の根来香里さんは「『被災地でゲームなんて』という声もあるかもしれないけど、街を楽しんで、また来たいと思ってもらうのも復興支援の形だと思う。そこから街の活性化につながれば」と今後に期待した。


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