NEWS 石巻かほく

このエントリーをはてなブックマークに追加
2014.04.13

牡鹿の観光復興第1歩 家族旅行村と御番所公園が全面再開 石巻

金華山を目前に望むロケーションが自慢の旅行村に新築されたサニタリー棟=石巻市鮎川浜

展望棟で360度の大パノラマを楽しむ観光客ら。後方に金華山が見える=石巻市鮎川浜

 東日本大震災の影響で閉鎖や利用施設を限定していた石巻市鮎川浜の「おしか御番所公園」と「おしか家族旅行村オートキャンプ場」が、行楽シーズン本番を控え、完全復旧を果たした。牡鹿地区の観光復興に向けた第一歩。共に金華山を目前に望む抜群のロケーションが魅力で、観光客やアウトドア派の行楽意欲を刺激しそうだ。

■キャンプ楽しめる家族旅行村が全面再開

 利用施設が限られていたのは「おしか家族旅行村オートキャンプ場」だったが、全面再開した。キャンプに欠かせないトイレ、温泉シャワー室などがあるサニタリー棟が2月に完成。利用者が不自由なく、フリーサイト(12カ所)や電源がある個別サイト(31カ所)を使用できるようになった。

洗濯機など無料

 震災でサニタリー棟は全壊した。市は2012年度に解体し、13年度に6000万円をかけて新築した。炊事場、洗面所のほか、本年度から無料にした洗濯機、乾燥機、ガスコンロもある。13年度はサニタリー棟に加え、外灯、管理棟からサニタリー棟に通じる階段を直して完全復旧した。

 昨年4月下旬、改修工事を終えたケビン棟(簡易宿泊施設)6棟の利用を再開した。1064人の利用にとどまり、震災前の半分にも満たなかった。

 震災前はケビン棟より、サイト利用者が多かったという。多くの人が使うサニタリー棟の完成で、旅行村の年間利用者が震災前の約4000人に回復することを期待している。

 市牡鹿総合支所の担当者は「牡鹿の観光施設はまだ復旧できていないが、より多くの人に景色を見ながらキャンプを楽しんでほしい」と話す。

 大型連休はケビン棟、個別サイトを含めて空きがあるという。

 利用料はケビン棟が定員5人で1万5000円、8人で2万2000円。個別サイトは電源付きが6000円、フリーサイトは3000円。いずれも税込み。4〜11月は無休。予約は利用日の半年前の1日から受け付けている。連絡先は0225(45)3420。

■360度眺望、新展望棟 御番所公園リニューアル

 「おしか御番所公園」は、リニューアルオープンした。震災で大きな被害を受けて直後から閉鎖していたが、全壊した展望棟を解体して新しく建て、トイレや遊具を修理した。

 震災で展望棟のほか、駐車場が地盤沈下して使用できなくなった。市は2013年度復旧事業として、展望棟工事費3300万円を含む計4000万円をかけて整備した。

 新しい展望棟は六角形の外観が特徴。2階部分には、いすとテーブルがあり、目の前に広がる金華山などを見ながら飲食もできる。

 案内図やトイレの手洗い場も直した。アスレチック遊具は、全長40メートルのローラースライダーの滑走部品の交換や木造迷路の板が外れた部分などを修繕し、より安全に遊べるようにした。

仙台市も望める

 公園の広さは6.5ヘクタールで、海抜約200メートルにあり、360度の大パノラマが自慢。網地島のほか、石巻市や仙台市も望める。震災前は年間2万人の利用があった。1989〜92年度に計3億2000万円かけて整備した。


スポンサーリンク

ページの先頭に戻る