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2013.08.14

波板海岸に水遊び場 住民ら仮設から通い整備 古里の浜、楽しんで 石巻・雄勝

水遊び客を受け入れている波板海岸=石巻市雄勝町

 石巻市雄勝町の波板地区会(鈴木紀雄会長)が、東日本大震災で被災した波板海岸を整備し水遊び客を受け入れている。指定海水浴場ではないが、シャワーやトイレは設置してあり、お盆過ぎまで水遊びを楽しむことができる。

 小規模な砂浜の波板海岸は、震災前から指定海水浴場ではないものの、穴場として夏には多くの海水浴客でにぎわった。特に地元の子どもたちが多く訪れていたが、現在はほとんどの子が地区外での避難生活を余儀なくされていることから、古里での海遊びを楽しんでもらおうと準備した。

 ボランティアの協力を得て仮設トイレや沢水を利用したシャワー、着替えができるプレハブ休憩所などを設置。砂浜の清掃や、津波被害を受け更地となった住宅跡を駐車場として利用できるよう草刈りをして整備した。

 安全面を考慮し利用者がいる時には地区会役員らができるだけ見守りを行うほか、子ども用のライフジャケットや浮輪を無料で貸し出す。

 震災の津波被害で23世帯が暮らしていた小さな集落は4世帯にまで減少。鈴木会長ら地区会役員の自宅も被災し、毎日20キロ以上離れた市内の仮設住宅から通い、海岸の整備を行った。

 鈴木会長は「震災前のように、夏の砂浜で遊べる場を提供したかった。仮設住宅にいる子どもたちに、海の魅力を感じてほしい」と力を込めた。

 海水浴に関する問い合わせは鈴木会長090(5848)7090へ。


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