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2013.06.05

都市対抗野球2次予選東北大会 日本製紙石巻、第1代表に 3年ぶり全国舞台

3年ぶりの全国大会出場を決め、マウンドに集まって喜び合う日本製紙石巻の選手たち=弘前市はるか夢球場

TDK打線を封じ、無四球で完封勝利を収めた相沢=弘前市はるか夢球場

 第84回都市対抗野球2次予選東北大会は4日、弘前市はるか夢球場で第1代表決定戦が行われ、宮城第2代表の日本製紙石巻(石巻市)が1−0で秋田第1代表のTDK(にかほ市)を破り、3年ぶり2度目の全国大会出場を決めた。全国大会は7月12日に東京ドームで開幕し、各地区代表32チームが出場する。

<第1代表決定戦>
 TDK(にかほ市) 
 000000000−0
 01000000×−1
 日本製紙石巻(石巻市)

 (T)阿部正−新田
 (日)相沢−伊場
 ▽本塁打 浜田(日)▽二塁打 岩井(T)


相沢が完封 浜田、決勝弾

 試合は息詰まる投手戦となり、日本製紙石巻が二回に浜田正輝の左越え本塁打で挙げた1点を守り抜いた。先発の相沢晋は変化球を巧みに操り、左打者の多いTDK打線を5安打に抑えた。二回と七回、九回は得点圏に走者を背負ったが、堅守で得点を許さなかった。

 日本製紙石巻は昨年の東北大会でも第1代表決定戦でTDKと対戦し、延長の末に惜敗した。1年前の雪辱を果たし、全国大会の切符を勝ち取った選手たちは喜びを爆発させた。

 完封勝利を飾った相沢は「序盤に浜田が点を取ってくれ、気持ちに余裕が生まれた。きょうはとても調子が良く、人生で初めて無四球で完封できた」と笑顔を見せた。

 値千金の決勝打を放った浜田は「相手投手に気持ちで負けないよう、甘いボールが来たので逃さずに打った。ホームランになるとは思わなかった」と興奮気味に話した。

 木村泰雄監督は「3年ぶりの全国大会で、何とも言えない気持ち。相沢は3連投となったが、むしろ力まずに本来の投球ができた。浜田も持ち味の長打力を発揮してくれた」と選手たちを褒めた。

 石巻市の亀山紘市長は「全国大会では日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、東日本大震災からの復旧・復興に取り組んでいる市民に希望と勇気を与えてくれることを願う」とコメントを出した。

「一丸で突き抜けた」川畑主将

 日本製紙石巻は3年前に全国大会初出場を果たし、その翌年に東日本大震災が起きた。大きな被害を受けた石巻の復興のシンボルにと奮闘してきたが、2年前と昨年はあと一歩で全国の舞台に進めなかった。

 ことしは「PENETRATE(突き抜けろ)」をスローガンに、チームが一丸となった。「壁の一部、第1関門を突破できた」と川畑依啓主将は満足そう。

 昨秋から選手と指導陣の間に入り、チームをまとめてきた選手最年長。3年ぶりの全国切符獲得に「最高の気分。チーム全員、そして応援してくれた人たちの力で勝てた」と喜びながら「出場は通過点、全国で勝てるチームにならなければ」と、早くも頭の中は全国大会に照準を合わせる。

 「全国大会の経験がない若手メンバーが20人近くになった。チーム内では経験を伝え、野球ができることに感謝し、石巻の代表として東京ドームでまず1勝を挙げ、復興に向かう地元の方々を喜ばせたい」と決意を語った。


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