FEATURE 特集

ロック & ロール の「NPOグルーブ」

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いしのまきNPOセンターがNPO活動の現状や課題、役割などを分かりやすく説明します。

 session10 ≫ NPOとNGO (2017.10.12)

 ここ最近、TVや新聞では、今年のノーベル賞の話題でにぎわっています。日本生まれのイギリス人作家、カズオ・イシグロ氏が文学賞を、そして、核兵器の廃絶に取り組む国際的なNGOが平和賞を受賞しました。

 おっと、ロックはこの「NGO」について、質問がいっぱいあるみたいですよ…。

最近、ニュースでよく見聞きする「NGO」って、「NPO」の兄弟か何かなの?

兄弟って…。でも、組織の特徴として共通するものはあるね。
では、もう一度、NPOについて復習してみるよ。
NPOは「Npn-Profit Organization」の略称で、直訳すると「非営利組織」という意味。さまざまな社会貢献活動を行って収益の分配を目的としない団体のことだったよね。

「非営利」団体だけど、普通の会社みたいに収益を上げる事業はできるんだよね。

そうだね。利益を上げてはいけないというわけではなく、収益を目的とした事業を行うこと自体は認められているんだ。ただ、その事業で得た利益を、団体の構成員に配当したりはできなくて、次の活動のために使われるんだ。

NGOも同じなの?
NGOの「NG」はNo Goodとか?

あのねぇ…。
NGOは「Non-Governmental Organization」の略称で、和訳すると「非政府組織」。国連が、国際会議に出席する各国政府以外の民間団体を指す用語として使い始めたんだ。
NGOもNPOと同じく「非営利」が前提だし、NPOも「非政府」の民間組織なので、ロックの言う通り、兄弟みたいに似ているね。

ますます違いが分からなくなったよー。

日本の場合、市民が身近な問題を解決するために立ち上げた団体がNPOで、海外の、特に発展途上国の諸問題や気候変動など地球規模の課題解決に取り組んでいる団体がNGO、というイメージだね。
でも、はっきりとした線引きはないんだ。
どちらかというと、NGOはさまざまな国の人たちが協力し合い、複数の国で支援事業をする場合が多いので、団体の規模も大きい印象だね。

なるほど。国内の課題解決に取り組むのがNPO、海外で活躍する団体がNGOと呼ばれることが多いんだね。

今回、ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶キャンペーン(ICAN)は、スイスに本部があるNGOで、世界各国460団体が加盟してるんだ。運営を担う10団体のうちの一つが、日本のピースボートなんだ。

ピースボートは石巻でも活躍してたよね?

そうだね。彼らも国連で認定されているNGOだけど、震災直後、がれき撤去などのボランティアをしてくれたし、現在も「(一社)ピースボートセンターいしのまき」として、沿岸部の活性化などを行ってる。
他にも、石巻圏域の震災支援では、セーブ・ザ・チルドレンやジェン(JEN)といった、国際的なNGOが活躍したよ。

オラたちも、海外で災害があった時にお返しする意味でも、何か支援活動しないとね!

ボクがいる「(特非)いしのまきNPOセンター」や「(一社)東松島みらいとし機構(HOPE)」は、JICAと協力して、フィリピンの大型台風被災地やインドネシアの津波被災地で、東日本大震災の経験を活かした支援活動をしているよ。特に防災や震災復興について、石巻圏のNPOの経験や知見を世界中に発信することは、とても意義のあることだね。

 

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※原則、隔週木曜日に掲載します。

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