FEATURE 特集

ロック & ロール の「NPOグルーブ」

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いしのまきNPOセンターがNPO活動の現状や課題、役割などを分かりやすく説明します。

 session9 ≫ NPO法人を運営する・・・その2 (2017.09.28)

 前回は、NPO法人などの「非営利団体」も、団体運営や次の事業のための資金調達の手段として「営利活動」となる自主事業が必要になることを学びました。

 今回は、NPOを支える寄付金や新しい制度について考えてみましょう。

最近、気になるニュースを聞いたんだけど、銀行に預金として預け入れたままになっているお金を、NPOの活動資金として分配するって本当なの?

「休眠口座」のことだね。銀行に預け入れたまま10年以上出入金がなく預金者への連絡も取れなくなっている口座のお金を、公益活動の財源にする法律「休眠預金活用法」が昨年12月に制定されたんだよ。
休眠預金は毎年1,000億円近く発生していて、これまでは銀行の収入になっていたんだ。

えーっ、通帳に入れたままのお金って、毎年1,000億円もあるの?

その内の500億円余りが助成金や有志という形で、子どもの貧困対策や若者支援、地方の活性化に対して活動するNPOなどへ提供される予定なんだ。
実際の運用は2020年度からの予定で、それまでにお金の管理分配を担う団体をどうするかなど、いろいろ決める必要があるけどね。

2020年度って復興期間が終わる年で、これ以降は被災地で活動するNPO向けの補助が減るんでしょう?
そんな時期に新しい仕組みが動き出せば、助かるよね!
でも、休眠預金を使えない分野のNPOはどうするの?

そうだね。NPOの資金調達は本当に大変なんだ。
ほかにもクラウドファンディングっていう仕組みを使って、インターネット経由で不特定多数の人に寄付を募り、資金を調達する方法もあるよ。

インターネットで寄付を募る…知らない人に資金を提供してくれる人がいるかな?

クラウドファンディングのホームページには、NPOが取り組む地域課題解決や国際協力のためのプロジェクトが提示されていて、支援者は応援したいプロジェクトにクレジットカードで寄付できたり、少額でも寄付できたりするから、気軽に協力できるんだ。

いろんなNPOの取り組みを知ることが出来て、気軽に寄付できるって、いい仕組みだね。

NPOに対する寄付って、日本は欧米と比べるとすごく少なくて、NPO先進国であるアメリカでは寄付総額が日本の60倍以上なんだ。
アメリカでは寄付者が寄付先をある程度自由に決めることができるから自分が納得した団体の活動に対して寄付ができるし、その額に応じて税金が控除されるんだ。
日本でも、クラウドファンディングが活発になって、寄付に対する税金の優遇がかなえば、NPOへの寄付は飛躍的に増えるかもね。

他に、新しい資金調達の方法って、どんなのがあるの?

豪華な返礼品の是非で話題になった「ふるさと納税」だけど、特定のNPOを指定できる制度を取り入れている自治体もあるよ。
佐賀県では、納税者が使い道として県内のNPOを指定することができるんだ。
この仕組みを武器に、全国のNPO団体を県内に集積させる構想もあるんだよ。

ふるさと納税(NPO等の支援) / 佐賀県 http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00331962/

 

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※原則、隔週木曜日に掲載します。

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