FEATURE 特集

ロック & ロール の「NPOグルーブ」

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いしのまきNPOセンターがNPO活動の現状や課題、役割などを分かりやすく説明します。

 session1 ≫ NPOって、ボランティア? (2017.06.01)

 特定非営利活動促進法(NPO法)が施行されてから、今年で19年。以来、NPOの存在感、活躍の場はどんどん増してきています。特に震災後の石巻圏域では、被災者支援、復興推進を目的とした多くの団体が設立され、全国に先駆けた活動をしている団体も少なくありません。

 そんな地元のNPO事情について、いしのまきNPOセンター「ゆるキャラ」で市民活動に興味があるロック(=石)と、石巻市NPO支援オフィスの相談員ロール(=巻)が解説します。

最近テレビや新聞で「NPO」って言葉をよく聞くけど、実はよくわからないんだよね。NPOって、ボランティアの人たちのグループのこと?

「NPO」は「Non-Profit Organization」の略称で、直訳すると「非営利組織」という意味。様々な社会貢献活動を行い、収益を分配することを目的としない団体の総称のことだよ。

非営利って・・・利益をあげないって・・・やっぱりボランティアじゃん!

利益を上げていないというわけではなく、収益を目的とした事業を行うこと自体は認められているんだ。ただ、その事業で得た利益を、普通の会社のように業績に応じて株主に配当したり、従業員へボーナスを出したりということが出来ないんだよ。

じゃあ、事業を行って出た利益はどうするの? どこかに寄付するの?

まずはNPO団体を運営する費用に充てるよ。事務所の家賃やスタッフのお給料といった経費が必要だからね。その上で出た利益は、今後の社会貢献のための活動に使わなければならないんだ。

あ、NPOで働いている人達は、ちゃんとお給料を貰っているんだね。無償ボランディアの人達の集まりだと思っていた。

そう思っている人は多いかもしれないね。このようなNPO活動とその運営について規定しているのが、1998年に施行された「特定非営利活動推進法」という法律なんだ。この法律が制定されるきっかけとなったのが、1995年に発生した阪神・淡路大震災。日本全国から多くの市民ボランディアが被災地に駆け付けたことで「ボランティア元年」とも呼ばれているけど、団体として支援活動を行うための環境が整備されていなかったために様々な問題も発生したりして、それを解消して、なお且つ社会貢献を行う団体の活動を推進するためにこの法律ができたんだ。

じゃあ、新聞でよくみる「NPO法人」っていうのは、この法律に基づいて活動している団体だね。

そうだね。子供支援や環境保護といった、20分野に「特定」された社会貢献活動を、利益を分配しない「非営利」の運営で事業を行っている「法人」ということになるね。法人格を持つことで団体名義での口座開設や不動産の契約が出来たり、行政の事業の受託や助成金が得られやすくなるんだ。反面、毎年の事業報告、会計報告の公開が義務付けられるなど、信頼性を得るための努力も必要となるよ。

「一般社団法人」や「財団法人」っていう団体もあるよね。

うん。これらの団体は、設立時の許認可や報告の要件がNPO法人と少し違っているんだけど、活動目的は社会貢献なので、これらの団体を総じてNPOって呼ぶ場合が多いよ。

なるほど。それにしても、石巻や東松島、女川では本当に多くのNPOがあるよね。

石巻市に限って言えば、2001年に開設された「石巻市NPO支援オフィス」登録団体数で見ると、開設当初は40団体。以来は年毎に緩やかに増え続けて、東日本大震災の後には登録団体が急増したよ。現在は130近い団体が登録されているけど、震災後に活動を始めたNPOには支援オフィスに登録しないで活動する場合も多くて、実際に市内で活動しているNPOの数はもっと多いようだね。

みんな、どんな活動をしているのかな?

震災直後から、多くのNPOがその専門性や機動力を発揮して、復旧・復興に大きな役割を果たしてくれたんだよ。応急時の被災者支援が一区切りについて、震災前からの地域課題に対しても様々な活動や支援を行っているよ。

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※原則、隔週木曜日に掲載します。

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