防潮堤について考える

気仙沼市で防潮堤の高さが県と合意した高さより20cmほど高いためやり直しを要求しましたが県は後背地をかさ上げして工事を続行した記事が報道されました。海岸の防潮堤は大震災の直後策定された基準で工事が行われていますが、住民の意見は当時とはかなり変わっているように感じます。ましてや防潮堤が出来てその高さを実感すると尚更これが本当に必要なのかと思ってしまいます。傍を通ると海が見えない怖さを感じます。津波の直後は怖いからもう海の傍には住めないと言っていた人たちの中にも沿岸部に戻ってきた人も結構います。以前石巻市内で開催された講演会で国の防災対策を策定した方(たしか東京大学の先生です)に質問したことがあります。震災直後と今(その時は4年後でした)では住民の意識、考え方が変化していますがそのことは考慮しないのですか、と聞いたところ、決めたことは変えません、と返答されたことを思いだしました。私の個人的な考えでは防災は逃げること、と言うのが基本です。いくら壁を大きくしても自然は想像できないほど強大ですから災害を完璧に防ぐことはできないと考えます。自分の住むところは気持ちよく暮らせることが大切だと思うのですが。

*雲雀野海岸の防潮堤です。海が見えません。

*上に登ってみると海岸はこんな感じです。向こう側が北上川河口方向です。

*石巻工業港方向を見たところです。

 


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