石巻焼きそばの話

半世紀以上前の話です。石巻小学校から帰る途中、永厳寺を過ぎて広小路の手前にあった文化劇場(今の中央パーキング)の前の路地を少し左に入ったところに「やすりや」という、焼きそばの名店がありました。お店で食べると確か30円程と高かったのですが経木(きょうぎ=木を薄く削った紙のようにしたもの)にちょっと入れて10円程で食べることができたように思います。当時、小学生に10円は大金でしたのでたまにしか食べることができませんでした。とにかく腹が減っていたので、少ししかお金のない時は5円の揚げたてコロッケを丹野肉屋さんで買いました。お金を持っていないときは家まで我慢です。当時の焼きそばは、具はほとんど無しで紅しょうがの千切りが脇についていました。野菜や肉が入っているのは値段が高い豪華な奴で目玉焼きがついていれば最上級です。出汁で味がついているのでソースは好みでかける程度だったように思います。その頃は、それが“やきそば”でした。二度蒸しで色が黒く、腰が強い麺(後から判ったことです)を使って出汁で味を付けていることなどは当たり前で、それ以外の焼きそばが世の中にあるとは考えもしませんでした。焼きそばの店は金毘羅通りの佐藤氷屋など他にもありましたが、どこにあったのか思い出せません。

学校の帰りに何かを買って食べるとカイグイ、どこかによることをヨッコヨリと言います。どっちも禁止でした。(文中の値段などは記憶によりますので定かではありません)

*ここの通りの電柱のところを左に入ると左手にヤスリヤさんがありました。

*今では空き地になっています。ここだったと記憶しています。

 


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