俳句(12/23掲載)

【石母田星人 選】 === 綿虫の飛ぶしづけさを手に取りて  (東松島市矢本・紺野透光) 【評】綿虫とは、初雪の降る頃に青白く光りながら浮遊する雪片のような虫。大綿や雪蛍などとも呼ぶ。中七「飛ぶしづけさを」の感覚表現が巧 […]

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川柳(12/23掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎平成最後の年末。平成時代は、戦争がなかった史上まれな期間として後世に語り継がれよう。その感慨を特に深くするのは、前の昭和生まれであり、平成っ子ではあるまい。しみじみと聞く鐘の音になる。 === ◎ […]

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短歌(12/16掲載)

【佐藤成晃 選】 === つくれども独(ひと)り喰ふ飯(めし)旨(うま)からず妻の病室三度も代はる (石巻市恵み野・木村譲) 【評】一人での食事の味気無(あじけな)さを嘆く一首である。この味気無さを一段と強めているのは妻 […]

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川柳(12/16掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎イヌ年の今年も残り少なくなった。平昌五輪のメダルラッシュ、夏の災害級猛暑、貴乃花などの話題も、あっという間に過去になる。干支(えと)の動物たちが逃げて行くとは、まさに言い得て妙。来年のイノシシとて […]

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俳句(12/9掲載)

【石母田星人 選】 === 小春日や月命日の浜掻かれ  (石巻市広渕・鹿野勝幸) 【評】東日本大震災から7年8カ月となる月命日は穏やかな天候になった。浜辺には漂流物をかき分けるレーキやとび口の音が響いた。掲句はその音に焦 […]

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川柳(12/9掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎深刻な人手不足を補うため、外国人労働者を受け入れるという。元をたどれば、少子高齢化対策がおろそかだったツケであり、お粗末な政策だ。ロボット化までのつなぎなら、外国人をなめている。 === ◎ ロボ […]

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短歌(12/2掲載)

【佐藤成晃 選】 === 晩酌のコップに思いを注(つ)ぎたして海を呼び込む延縄漁(はえなわりょう)の  (石巻市駅前北通り・津田調作) 【評】晩酌のコップに酒を注ぎ足すことでますます延縄漁のあの日のことが思い出されるとい […]

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川柳(12/2掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎季節商品は早め早めが商いの常道。来年の改元を控え、人々の関心もついつい先に向きがちだから、正月も早く来るのだ。レジ前に飾られた大きな鏡餅につられて、無駄な買い急ぎをするかもしれないが。 === ◎ […]

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俳句(11/25掲載)

【石母田星人 選】 === 喪の家の掃きよせてある紅葉かな  (石巻市小船越・三浦ときわ) 【評】俳句独特の表現に「紅葉かつ散る」がある。紅葉が鮮やかに色づく一方で、先に紅葉した葉が散り始めるという状態をさす。この句はま […]

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川柳(11/25掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎年賀欠礼のはがきが届き始めた。家を守ってきた兄や姉がいなくなれば、ますます故郷は遠のく。同じ税なら出身地へも。ふるさと納税の返礼品競争を白眼視する人もいるが、純粋な気持ちを誤解してはなるまい。 = […]

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