短歌(10/7掲載)

【佐藤成晃 選】 === ばたばたと脳梗塞(のうこうそく)の運ばれて回転灯がああ曼殊沙華(まんじゅしゃげ)  (石巻市恵み野・木村譲) 【評】やや舌足らずな印象が残るが、場面のあわただしさが手に取るようだ。患者を運んでい […]

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川柳(10/7掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎アメリカファーストの大統領は貿易赤字に我慢できないと、世界中に関税戦争を宣言した。この異質の親方には正面からの説得は効きそうもない。サッといなして勝ちを拾う腕利きが、どこかにいないだろうか。 == […]

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俳句(9/30掲載)

【石母田星人 選】 === 被災地に躍る銀輪秋燕  (石巻市元倉・小山英智) 【評】被災地を自転車で巡ったツール・ド・東北。中七「躍る」で臨場感を表現、下五「秋燕」には心の丈を乗せている。「秋燕」とは「燕帰る」の子季語。 […]

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川柳(9/30掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎人は、毎日何かすることがあってこそ生を実感できる。と、思っているうちは、旅の半ばなのかもしれない。目的は必要がない老境をゆらりゆらり。時に、こうした味わい深い句に出合うことがあるから、やめられない […]

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短歌(9/23掲載)

【佐藤成晃 選】 === 「もう」と「まだ」使い分けして過ごす日のそれもおしまい齢(よわい)八十 (石巻市向陽町・後藤信子) 【評】「もう年だから」と言ったり、心の中では「まだまだ」と言い聞かせたり。言葉でもって言い訳を […]

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川柳(9/23掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎歯がないと困るのは食事の時だけではない。人前で話をするのに、ついためらってしまう。間抜けな顔になるからだ。義歯に結構なお金がかかったにしろ、大口を開けて笑う晴れやかさは格別だろう。 === ◎ 義 […]

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俳句(9/16掲載)

【石母田星人 選】 === 花火音遠き空爆うづくなり  (石巻市飯野・高橋芳子) 【評】一般的には楽しんで見上げる花火。だがこの作者は、花火の音を聞くと、幼い頃に体験した空爆の記憶がよみがえってくるというのだ。下五の「う […]

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川柳(9/16掲載)

【水戸一志 選/評】  明日は敬老の日につき、孫の句を優先した。孫が生まれた喜び、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と慕われる幸せは、昔も今も変わらない。  ◎はまだ若いおばあちゃん。半分複雑な気持ちが伝わってきて、ほほ笑 […]

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短歌(9/9掲載)

【佐藤成晃 選】 === よろこびも悲しみとてもなき老いの一心称名(しょうみょう)南無観世音菩薩 (東松島市大曲・阿部一直) 【評】八十代も後半にさしかかった人の、日常生活の心情としての「よろこびも悲しみとてもなき」にま […]

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川柳(9/9掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎自民党の総裁選は安倍、石破両氏の対決構図だが、投票する党国会議員たちの関心は勝ち負けのみに集中している。これまでの安倍政権に対する国民の厳しい目とは無関係の世界である。派閥というサウナ風呂で汗をか […]

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