俳句(10/14掲載)

【石母田星人 選】 === 夜半醒めて聞き分けている虫の声  (石巻市小船越・加藤康子) 【評】真夜中に目覚めた床の中で改めて気付いた。家の周りは多種の虫の音でこんなにもにぎやかだったのだ。「あれまつむしが」と始まる童謡 […]

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川柳(10/14掲載)

【水戸一志 選/評】  大義なき解散総選挙は日に日にバラエティーショーの趣を増している。  もちろん川柳ファンが黙っているはずはない。どっさりきた投句の中、「止まり木のトンボ」と「波乗り」を選び、◎に軍配。波乗りは失敗す […]

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短歌(10/7掲載)

【佐藤成晃 選】 === ぽっかりと古木の洞(うろ)が埋まらない妻をディへと送りし朝(あした) (石巻市恵み野・木村譲) 【評】「古木の洞」は身のうちにできた穴のたとえ。古木は作者が高齢者であることを匂わせてもいる。老妻 […]

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川柳(10/7掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎かつて水田だった場所が太陽光発電のパネルで覆われている光景を随所で見かける。そうなった事情や理由があってのことと思うが、農村の風景が一変する世の中の不条理を思わずにいられない。お天道さまの役目が変 […]

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俳句(9/30掲載)

【石母田星人 選】 === 寺継がぬ四人姉妹につづれさせ  (東松島市矢本・紺野透光) 【評】つづれさせはコオロギのこと。晩秋、気温が下がるにつれてゆっくりと鳴く。昔の人はその声を「肩刺せ、裾(すそ)刺せ、綴(つづ)れ刺 […]

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川柳(9/30掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎安倍総理は臨時国会の冒頭で衆議院を解散した。「選挙で国民の信任を得たい」という後付けの説明は、卑怯な奇襲戦法に対するおごった言い訳にしか聞こえない。2年前、全勝街道を行く横綱白鵬がまさかの猫だまし […]

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短歌(9/23掲載)

【佐藤成晃 選】 === 藍染(あいぞめ)の藍の匂へる星月夜甕(かめ)の唄(うた)ひて泡の花咲く  (石巻市中央・田中紅) 【評】染料の原料である植物を甕に詰め込んだその夜の状況だろうか。植物が一晩中発酵し続けているさま […]

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川柳(9/23掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎ローカル紙の文芸欄に地域素材の作品が寄せられるとうれしいし、紙面も生き生きする。ここにしかないもののリアリティーは、それだけで力を持つ。はねこ踊りは、桃生地区に古くから伝わる豊作祈願の行列踊りだと […]

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俳句(9/16掲載)

【石母田星人 選】 === 鱗雲やがて翼に似てきたり  (石巻市泉町・黒田崇弘) 【評】この俳壇に初めて届いた10代の作品。中七の「翼」は単純な比喩のようだが、伸びやかさとともに微妙な心象の揺れものぞいている。鱗雲を見つ […]

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川柳(9/16掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎食卓に秋を告げる代表格と言えるサンマの出足が悪い。魚影が薄く、型も小さ目。漁港からの直送便やサンマまつりなど、定番の活動にも影響が出ているという。ほっそりスリムなサンマでは、気の抜けたビールになっ […]

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