短歌(1/13掲載)

【佐藤成晃 選】 === あと二つ八十路(やそじ)の坂を登りなばどんな花咲く卒寿が原に  (石巻市駅前北通り・津田調作) 【評】現在八十八歳の作者。船の上に生涯を浮かべたことは、これまでの作品で私たち読者は知っている。漁 […]

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川柳(1/13掲載)

【水戸一志 選/評】  ネットで見ているという遠方の友人から、「選評が硬い」と注意された。痛いところを突かれた。 ◎大間のマグロが豊洲の初セリに間に合って3億円超。輸送トラックで「急げ」と必死に叫んでいたのは、そのマグロ […]

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俳句(1/6掲載)

【石母田星人 選】 === 雁百羽二百羽が湧く峡の暮  (石巻市桃生町・西條弘子) 【評】日没前後の峡の光景。採餌に散らばっていた雁が編隊を組んで戻ってきた。その群れに魅了されていたら、別の方角からもさらに大きな群れが現 […]

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川柳(1/6掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎旅客機の国際線パイロットからアルコールが検出されたのに続き、客室乗務員にも機内で飲酒の疑いが浮上した。飛行機雲が酒臭いとは信じ難い話である。かつて花形とされた職場が、ストレスの巣になっているのだろ […]

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短歌(12/30掲載)

【佐藤成晃 選】 === あかぎれの指にがっつり指輪して浜のおんなは浜のおんなは  (多賀城市八幡・佐藤久嘉) 【評】海辺で働くことをなりわいとする女性たちを活写した一首。「がっつり」の訛(なまり)がこの作品を生かしてい […]

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川柳(12/30掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎今年一年を象徴する漢字は「災」。地震、猛暑、豪雨、台風が列島を痛めつけた。「災」は過去にも選ばれており、この国の災害の多さを物語っている。自然を恨むことはできないから祈るのだが、人災にはそれも通じ […]

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俳句(12/23掲載)

【石母田星人 選】 === 綿虫の飛ぶしづけさを手に取りて  (東松島市矢本・紺野透光) 【評】綿虫とは、初雪の降る頃に青白く光りながら浮遊する雪片のような虫。大綿や雪蛍などとも呼ぶ。中七「飛ぶしづけさを」の感覚表現が巧 […]

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川柳(12/23掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎平成最後の年末。平成時代は、戦争がなかった史上まれな期間として後世に語り継がれよう。その感慨を特に深くするのは、前の昭和生まれであり、平成っ子ではあるまい。しみじみと聞く鐘の音になる。 === ◎ […]

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短歌(12/16掲載)

【佐藤成晃 選】 === つくれども独(ひと)り喰ふ飯(めし)旨(うま)からず妻の病室三度も代はる (石巻市恵み野・木村譲) 【評】一人での食事の味気無(あじけな)さを嘆く一首である。この味気無さを一段と強めているのは妻 […]

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川柳(12/16掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎イヌ年の今年も残り少なくなった。平昌五輪のメダルラッシュ、夏の災害級猛暑、貴乃花などの話題も、あっという間に過去になる。干支(えと)の動物たちが逃げて行くとは、まさに言い得て妙。来年のイノシシとて […]

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