俳句(2/17掲載)

【石母田星人 選】 === 地下街を出て寒明の深呼吸  (東松島市矢本・紺野透光) 【評】地下の狭い空間を出て空を仰ぐ。昨日と同じ空なのだが、立春の今日は寒明の空が広がっている。厳しかった寒の余韻と春到来の喜びに浸る。心 […]

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川柳(2/17掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎繰り返される虐待やいじめの悲劇。その都度、「救えた命」という反省がこだまのように聞こえる。大人の無責任ぶりは、千葉県野田市の女児の悲痛な叫びが浮き彫りにした。私たちは全員共犯かもしれない。 === […]

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短歌(2/10掲載)

【佐藤成晃 選】 === 遠き目をして語り出す震災のあれやこれやを冬の日向に  (多賀城市八幡・佐藤久嘉) 【評】3.11から8年がたとうとしている。つい先日のことのようでもあり、ずいぶん昔のことにも思える昨今である。今 […]

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川柳(2/10掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎戦後最長の景気拡大と騒ぎ立てる一方で、実感が伴わないという声も上がる。いったい誰にとっての好景気かという議論の途中に、統計の偽装が表面化した。アベノミクスの経済それ自体がメッキだったかもしれないの […]

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俳句(2/3掲載)

【石母田星人 選】 === 立春の陽を受け吾子の歩みだす  (東松島市あおい・大江和子) 【評】あす4日は立春。寒明けと言われても、春は遠い気もする。だが、確実に日照時間は延びて昼間が長くなっている。陽光に包まれてみると […]

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川柳(2/3掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎川柳人にとって英字略語は厄介な存在。市民権を得ているのはAIやATM、DNAなどわずかしかない。しかし、石巻地方にとってIWC(国際捕鯨委員会)は別格。業を煮やした脱退への共鳴が、この句を書かせた […]

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短歌(1/27掲載)

【佐藤成晃 選】 === ふしくれの指を折りつつ独(ひと)りごつ経を称えるごとく練る短歌(うた)  (東松島市大曲・阿部一直) 【評】卒寿になんなんとして少しも作歌への意欲を失わない作者。「意欲」というよりは「執心」と言 […]

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川柳(1/27掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎国の勤労統計が不正だったという情けない失態。単なる非難ではなく、「いったい誰のためにそんなことをしたのか」と、一歩踏み込んだ句力を評価したい。国民生活の実情を知る統計の目的に立ち返ると、裏切りの罪 […]

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俳句(1/20掲載)

【石母田星人 選】 === 金星と月が相寄る二日かな  (石巻市広渕・鹿野勝幸) 【評】季語を通して四季と向き合う俳句は、大自然への語りかけが基本。だが大自然の方から語りかけてくれることもある。2日の未明から明け方にかけ […]

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川柳(1/20掲載)

【水戸一志 選/評】 ◎トラを落とす笛と書いて「もがりぶえ」。冬の烈風が柵などを震わせる不気味な音響だといい、俳句には多い。川柳にしたところが面白く、ナマハゲが霞が関でほえているようだ。キツネは「いません、いません」と嘘 […]

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