(162)渡り鳥と移民

 秋が深まり、朝夕の冷え込みも一段と厳しくなってきました。

 ラムサール条約登録湿地、伊豆沼・内沼のサンクチュアリー・センターの発表によれば、10月下旬の時点で、ガン類がおよそ62,000羽、ハクチョウ類が520羽ほど飛来したとのこと。

 「渡り鳥」はおなじみな日本語ですが、英語では何と?

 ちょっと聞き慣れない言葉ですが migratory bird(マィグラトリ・バード)と言います。ちなみに「回遊魚」は migratory fish。

 migratory は「移動性の」という意味の形容詞で、動詞「移動する」は migrate(マィグレイト)と言います。

 「移」というと、真っ先に浮かぶのは「移民」。このところ、全米のトップニュースは中米ホンジュラスからアメリカを目指す移民の大集団、幼い子どもや親たちを含む数千人が徒歩で北上している様子が連日テレビで報道されています。それに対しトランプ政権が約5000人規模の軍隊をメキシコ国境に派遣するとのこと。「移民の国」であるはずのアメリカが、移民を排斥に乗り出すとは何という皮肉でしょう。

 この「移民(この場合は外国から入ってくる)」は上記の migrate の派生語で immigrant(イミグラント)と言います。

 さらに、海外旅行で避けて通れないのは「入国管理」。英語表示で IMMIGRATION(イミグレーション)と記されていますね。目にしたことがある人も多いと思います。

大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)

【2018年11月8日(木)石巻かほく掲載】


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