動くごみ箱(桜井泉)

水紋

 「塾生の活動が大きなうねりとなって市民全体に広がれば、古里を大切にするという心も生まれる。住み良いまちを自らつくっていくという塾生のこうした活動は、本当に意義深い」

 石巻専修大の人間力育成講座「耕人塾」の塾長を務める木村民男人間学部客員教授は先日、同大であったプロジェクトKの「動くごみ箱」作りに励む塾生(中高生)の姿に目を細めながら、うれしそうに話した。

 動くごみ箱は、段ボールをリュックサックの形に加工して、ごみを回収する“新兵器”。昨年、塾生が発案し、背負いながらごみを回収する姿は多くの共感と反響を呼んだ。

 塾生の中には「ごみの回収を呼び掛けると『どうもね。ありがとう』と笑顔で渡してくれる人もいた。とてもすがすがしい気持ちにもなれた」と語るなど喜びも大きかった。

 ごみ箱作りをしていた塾生の中には「ごみ箱のデザインをカラフルにし、ごみを入れたくなるようにしたい」「昨年、肩掛けかばん用のごみ箱を作ったが、肩がつらくなって作業がスムーズにいかなくなった。今年は工夫を凝らしたい」などの意見も。活動に対する真剣さがひしひしと伝わった。

 あす1日の「第95回石巻川開き祭り」、塾生は中心市街地など3カ所の「ゴミゼロステーション」と名付けた場所で、奉仕活動をする。市民の皆さん、温かい言葉を添えて協力をお願いします。

(桜井泉)

【2018年7月31日(火)石巻かほく掲載】


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