(141)おもてなし[4] お困りですか?(下)

 間違いを恐れず、とにかく思い切って話してみよう…これが基本だと申し上げました。

 そのコツの一つは、浮かんだ日本語にこだわるのではなく、「他の日本語でどう言うだろう」とちょっと考えてみることです。

 例えば本編のテーマ「お困りですか?」。「困る」という単語を知らないから言えないと諦めないで、「困る」に近い日本語を思い浮かべるのです。

 「問題」「悩み」など。そしたら思い切って“ Trouble? ”(トラブル↑)と言ってみることです。

 これに対して相手がどう反応するか…。にっこり笑顔を浮かべて、石巻の街の地図を広げるかもしれません。ここからがコミュニケーションの始まり。

 “ Now, here. ”「今、ここ」と現在地を指差し、相手が行き先を言ったら、そこまでのルートをペンなどで示してやればいい。

 もちろん、「お困りですか?」に相当する英語表現はあります。定番は“ Can I help you? ”(キャナイ・ヘルプユー↑)。直訳すると「あなたを手伝うことができますか?」ですが、短く“ Help you? ”と言っても十分通じます。あるいは“ Do you need any help? ”「手助けを必要としていますか?」と言ってもいいでしょう。

 また、映画などでホテルマンや店員さんがお客に向かって丁重に言う“ Can I help you? ”“ May I help you? ”は、日本語の「いらっしゃいませ」にあたる表現です。

 さらに形式張った言い方に“ What can I do for you? ”「私はあなたに何をしてあげられますか?」というのもあります。

大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)

【2018年6月12日(火)石巻かほく掲載】


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