就職戦線(桜井泉)

水紋

 来年3月に卒業予定の就職を希望する高校生の求人受け付けが1日、始まった。石巻公共職業安定所(ハローワーク石巻)は「決定(内定)率の出足が毎年早くなっている。地元で働きたい高校生も多い」と説明。優秀な人材確保のため、企業側に早めの準備を呼び掛けている。

 地元志向の高校生が多いのが管内の特徴だ。2011年の東日本大震災の最大被災地である石巻をはじめ、被害の大きかった東松島市、女川町を含む石巻地方のために頑張りたいという高校生の意欲、決意の表れではないだろうか?

 今春就職した502人のうち管内は314人の62.5%を記録。仙台の65.5%に次いで地元志向が強かった。塩釜は53%、白石は20%を切ったことを考えると、働く場所が多い仙台を除いて、この数字は驚きかもしれない。

 企業は人材を確保するため、他社との差別化を図り、高校生の関心、注目を集めるような“目玉”が必要な時代になってきた。働き方改革が話題を集める中、今や必須条件と言えるだろう。

 一方、高校生も希望する職種がない場合は、第2、第3まで選択肢を広げることが肝要だ。特に女子の場合、事務職に人気が集中する傾向にあるが、毎年求人が少ないため、ミスマッチとなっている。

 企業、高校生双方ともできるだけ希望がかなえられるよう今後本格化する就職戦線に向けて陰ながらエールを送りたい。

(桜井泉)

【2018年6月5日(火)石巻かほく掲載】


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