「彼女の時計」ランプ

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「彼女の時計」

「彼女の時計」ランプ(BHVL-001)

 ボサノバなどブラジル音楽やソフトロックをベースに上質な日本語ポップスを創作するランプがたどり着いた新境地。シンセサイザーの音色が作品の核となっている。

 本人たちいわく「小さなバラード集」というコンセプトで制作された本作。収録されている8曲は基本的に緩やかな波形を描くように一定のテンポ・テンションで統一されている印象。

 思い切った言い方をすれば、展開のない映画のように分かりやすい面白さが提示されていない曲が多い。聴く回数を重ねるごとに、楽曲に対する自分の理解度が深まっていく感覚にふとした瞬間気付かされる。

 家から出なくても世界中の音楽を容易に入手し消費できる今の時代、繰り返し聴くことで得られる楽しみが用意されている作品は貴重な気がする。(A)

【2018年5月29日(火)石巻かほく掲載】


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