加藤菓子店 (石巻市築山1丁目)

【2018年5月9日(水)石巻かほく掲載】

◇伝統の味を守り続ける

多彩な和菓子が目を引く店内

 創業70年を越える老舗和菓子店で、3代目の加藤喜美雄さん(54)が家族と共に切り盛りしている。東日本大震災の津波で店舗兼住宅は全壊したが、多くの人たちの協力で2011年5月末に店を再開した。

 創業当時からの看板商品を中心に販売している。砂糖、小麦粉、餅粉などで作った白い皮でこしあんを三角に包んだ生菓子「ちゃきん」(5個入り450円)は、素朴な味が特徴で、ごま味もある。

 あげまんじゅう(5個入り450円)、くるみゆべし(120円)、茶まんじゅう(90円)も根強い人気。ずんだ大福(130円)は適度な甘さともちもち感が心地よい。

 和菓子がメインだが、カステラとリンゴのシロップ煮をビスケット生地で包み、バタークリームを塗った焼き菓子「ボストンパイ」(250円)などの洋菓子も世代を超えて好評だ。

 あんは手作り。原料の生あんに砂糖を入れ調合して練り上げるという。菓子職人としてのこだわりを貫く加藤さん。「あんが違うね、と言われるとうれしい。伝統の味を守り続けていきたい」と意欲を燃やす。

 震災後、石巻市のスーパーなどにも商品を卸すようになり、販路が拡大した。

地図:石巻市築山1丁目1の119
■メモ
営業時間は、午前8時半~午後6時。
日曜定休(お盆、彼岸は営業)。
石巻市築山1丁目1の119。
0225(22)5642。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。

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