(134)Smoking Room

 石巻市役所の正面玄関付近を通りかかったとき、大きな英語の標識が目にとまりました。

 SMOKING ROOM と書かれています。「喫煙室」よりも英語の方がオシャレだからでしょうか。

 「禁煙・嫌煙」が声高に叫ばれるようになってから、タバコを吸う場所が極めて少なくなり、愛煙家にとって肩身が狭い世の中に。

 さて、この smoking room という英語ですが、この< ~ing + 名詞 >という組み合わせを、文法の授業で習ったご記憶があるのでは?

 たとえば、「眠れる森の美女」は a sleeping beauty、「待合室」は a waiting room、「空飛ぶ円盤」は a flying saucer(ソーサー)、「飲料水」は drinking water、などなど。

 ただ、同じ ~ing でも二つに分かれます。a sleeping beauty は「(現在)眠っている美女」、a flying saucer は「飛んでいる円盤」。他方、a waiting room は「待つための部屋」、drinking water は「飲むための水」で、waiting および drinking は「目的」を表すというわけです。

 a smoking room は後者に属し、「喫煙するための部屋」(= room for smoking)と解釈できます。

 ただし、たとえば a dancing girl は、a DANCING girl と dancing を強めると「ダンサー・踊り子」、a dancing GIRL と girl を強調すると「踊っている少女」となります。

 最後にことわざを一つ。

 “ Barking dogs seldom bite. ”
 (ほえる犬は噛みつかない)。

 「弱い犬ほどよく吠える」ということでしょうか。

大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)

【2018年4月17日(火)石巻かほく掲載】


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