石垣敦さん(桜井泉)

水紋

 最近、取材先で知り合った人たちが立て続けて亡くなり、ショックを受けている。

 小中高校生のジャズバンド「石巻ジュニアジャスオーケストラ・スウィング・リバティ・パイレーツ」の発起人で、事務局を長く務めた石垣敦さん、元石巻野球協会長の角田恵亮さん、子どものための石巻市民会議会長の戸田勇也さんの3人。昨年12月末から今年2月、3月と相次いだ。

 特に石垣さんとの思い出は尽きない。石巻市寄磯小教諭だった石垣さんは「東日本大震災で落ち込んでいる市民を元気な演奏で励まし、勇気づけたい」と、市内の音楽愛好者らと共に、2012年6月にジャズバンドを発足させた。

 教育担当だった関係で、発足に向けての準備から募集の呼び掛け、いくつかの演奏会などを紙面で紹介。取材するたびに石垣さんの思いに胸を熱くしたことが忘れられない。

 最後に会ったのは確か矢本西小教頭だった16年4月の東松島市コミュニティセンターでの東松島ライオンズクラブの結成50周年記念式典での演奏会。いつものように優しいまなざしで子どもたちを見守っていた姿が印象的だった。

 石垣さんはまだ50歳の若さだった。県教委生涯学習課長補佐を2年ほど務めた後は、校長というレールが敷かれていたはず。無念だったと思う。「本当に惜しい人を亡くした」。石巻地方の教育界から残念がる声を多く聞いた。合掌。

(桜井泉)

【2018年4月12日(木)石巻かほく掲載】


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