関心事(伊藤浩)

水紋

 国民的関心事は、森友学園問題の行方。このままうやむやの状況での幕引きでは、多くの国民は納得しないだろう。「真実を明らかにする」としながらも、肝心な人たちの証人喚問を拒み続ける。それでは、真相の究明にはならない。

 「証人喚問は茶番。女性議員の断定的な質問はおかしかったし、それで『疑いは晴れた』とする自民党。野党もだらしない」。怒りの声が周囲から聞こえてくる。

 そんな中、渦中の麻生財務相が「TPPより森友が重要か」などとマスコミ批判し、真意を問われ、謝罪した。

 安倍総理は文書管理を問題視しているが、財務省がなぜ書き換えをしなければならなかったのかが問題であり、人ごとのような言動は何とも理解しがたい。

 新元号が何になるのか。こちらもまた国民の関心を呼んでいる。皇太子殿下が来年5月1日に天皇に即位し、新元号が施行される。

 先日、石巻市の郷土史研究家辺見清二さんと話す機会があった。話題は、新元号と建設中の新しい内海橋のこと。

 辺見さんによると宮城、岩手両県にある北上川に架かる橋は数多くあるが、「平成」の名が付いた橋は一つもないという。ならば、新時代にまたがる未来への懸け橋となる新橋に、平成と新元号を組み合わせた名前を付けてはどうかと言う。

 歴史に残るいいアイデアであり、同感した。新内海橋の名称。身近な関心事の一つだ。

(伊藤浩)

【2018年4月10日(火)石巻かほく掲載】


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