(125)チョコレート

 明日2月14日は「バレンタインデー」( Valentine Day )。2月に入ってから、店には色とりどりの小箱が山と積まれています。

 西洋では男性も女性も、花やケーキなどを恋人や親しい人に贈る習わしがあります。

 それを、私たち日本人は「日本型バレンタインデー」と呼ばれる習慣にしてしまいました。贈り物として主にチョコレートが選ばれること、女性から男性への一方通行、さらには愛の告白に近い意味を持つといった特徴があります。

 さて、チョコレート( chocolate )ですが、スペイン語 chocolate(チョコラテ)に由来します。

 歴史の上では、コロンブスが中央アメリカからの土産としてスペイン王室に献上したのがきっかけとなり、ヨーロッパ中に広まったとのこと。さらに遡(さかのぼ)ればこの語は、南アメリカのアステカ語の一つ、ナワトル語 xocolatl(ショコラートル)を起源とする説が有力です。xocolatl は xocolli(苦い)+ atl(水)という意味の言葉だそうです。

 また、職場で贈る習慣が強い点も「日本型」の特徴。「義理チョコ」。これを英語でどう表すかは至難の技。

 そもそも「義理」を表す言葉が見つかりません。“ obligation chocolate ”(義務チョコ)ではどうも…。無難なのは“ courtesy(=厚意、儀礼上の)chocolate”、あるいは“ friendship chocolate ”(友逹チョコ)でしょうか。

 最後に、「本命」の英訳として次のようなフレーズを見たことがあります。“ love you chocolate ”

大津幸一さん(石巻専修大人間学部教授)

【2018年2月13日(火)石巻かほく掲載】


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