2018/02/11 石巻・長面地区伝統の奇祭「アンバサン」

カメラリポート

すすの御利益に笑顔
「アンバサン」
石巻・長面

 地区内の北野神社末社・大杉神社で300年以上前から続く伝統の奇祭「アンバサン」。

 東日本大震災で被災し、災害危険区域に指定されている石巻市長面地区に11日、散り散りに暮らす元住民らの笑い声が響き渡った。氏子たちは大根に付けたすすを頬や額に押し当て合い、無病息災や大漁、五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

■厳かに参列
 会場となる北野神社末社・大杉神社に向かう高橋宮司と参列者。氏子たちは含み紙を口にくわえて参進した
北野神社末社・大杉神社に向かう高橋宮司と参列者
■頬と額にぺたっ
 高橋宮司にすすの付いた大根を押し当てられ、笑顔になる参列者。額と両頬が黒に染まった
高橋宮司にすすの付いた大根を押し当てられる参列者
■浜に恵みを
 「ヨーヤヨーヤヨーヤナー」。長面地区の大漁と五穀豊穣へ願いを込めて唱える
願いを込め「ヨーヤヨーヤヨーヤナー」
■招福グッズ
 青首大根に似せた「ヘソビ大根守り」。初穂料を納めた参列者に、家族の幸福を祈って手渡された
初穂料を納めた参列者に「ヘソビ大根守り」
■縁起餅来い
 餅と菓子がまかれ、境内は拾う人たちの笑顔であふれた
縁起餅まきに笑顔
■息災願い乾杯
 追波河川団地の集会所で直会。参列者は、顔にすすを付けたまま杯を酌み交わした
顔にすすを付けたまま集会所で直会

【2018年2月14日(水)石巻かほく掲載】


すす付け、大漁豊作
「アンバサン」
石巻・大杉神社、11日

 石巻市長面地区で300年以上続く伝統の奇祭「アンバサン」が11日午後2時から、石巻市長面地区の北野神社末社の大杉神社で行われる。

 アンバサンは豊作や大漁、健康を願う祭りで、神事の後、輪切りの大根に付けたすすを宮司が参加者の顔に塗る。

 安らかな波になることを願い、「安波(あんば)さん」と呼ばれるようになったという言い伝えがある。

 今年は、大根を模した「すす大根守り」を30体限定で製作した。約20センチの木製で、初穂料を納めた人に贈り、神棚に飾ってもらうという。

 高橋範英宮司は「健康祈願にお参りにきてほしい」と呼び掛けている。

 連絡先は高橋宮司090(2362)2380。

【2018年2月9日(金)石巻かほく掲載】


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