(124)鬼は外、福は内!

 立春が過ぎ、陽の光も心なしか明るさを増してきました。早くも南からは梅や水仙の便りが。

 「立春」は英語で何と?

 二十四節気の第1節目…中国から伝来したもので、西洋にはありません。あえて英語で表すとすれば First Day of Spring(春の最初の日)となります。

 「リッシュン」という凜(りん)とした語感とは、ほど遠いですね。

 英語で「春」は、ごぞんじ spring 。しかし、「スプリング」と言えば「バネ」、さらには仙台近郊の泉ヶ岳にある「スプリングバレー泉高原スキー場」。「春」、「バネ」そして「泉」。どれも「スプリング」。どういうことでしょう?

 spring のもともとの意味は「跳び出る」です。草木がヒョィと芽を出す季節ということから「春」、そして、こんこんと水が湧き出る「泉」となります。

 そうそう、「立春」の前の日は「節分」でした。1年の邪気を払う特別な日。豆をまく時の掛け声は、ご存知「鬼は外、福は内!」。これを英語でどう表すか?

 「鬼」は devil(デヴィル)、「福」は fortune(フォーチュン)を用いれば、“ Devil out, Fortune in! ”となります。あるいは、“ Bad luck out, Good Luck in! ”「悪運は外、幸運は内!」という言い方もできるでしょう。

 まだまだ寒い日が続いていますが、春はそこまで。

 英語には次のような表現があります。

 Spring is just around the corner.(春は、もうそこの角を回っている。)

 通りの角(かど)から“春”がひょいと顔を出している、そんなイメージが浮かぶ、ウキウキさせる表現です。

大津幸一さん(石巻専修大人間学部教授)

【2018年2月6日(火)石巻かほく掲載】


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