(123)ペットボトル

 サイダー、ジュース、お茶…ひところはほとんど、ガラスの瓶かアルミ缶入りでした。

 それが、ペットボトル( PET bottle )の登場によって一変。瓶や缶は今でも健在ですが、ペットボトルには手軽に持ち運びできるという利点があります。

 1967年、アメリカ人科学者が炭酸飲料向けプラスチック容器の開発を始め、73年に特許を取得。それが80年代に日本に伝わり現在に至るとのことです。

 ペットボトルは、ポリエステルの一種である「ポリエチレンテレフタラート」( polyethylene terephthalate )を材料としています。PET は、舌をかみそうな化学用語 PolyEthylene Terephthalate の頭文字を取ったものですが、初めてこの言葉に出合った時は「(動物の)ペット」と何か関係があるのかと不思議でした。

 英語圏での日常会話において、PET bottle と言うのかというと、必ずしもそうではないようです。

 ペットボトルは、一般的には plastic bottle(プラスチック・ボトル)と言います。素材を明示したい場合は PET plastic bottle と表せばいいでしょう。

 プラスチック( plastic )は、ギリシャ語で「塑造=形を作ることができる」を意味する plastikos に由来。埋蔵量があと40~50年分と言われる石油から作られています。

 「プラスチックごみ」が、家庭から出されるゴミ全体の40%を占める今日、私たちは貴重な資源の有効活用のために、日々工夫と努力することが求められているようです。

大津幸一さん(石巻専修大人間学部教授)

【2018年1月30日(火)石巻かほく掲載】


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