ルール(白幡和弘)

水紋

 決してスマートフォンを責めているのではない。スマホは単なる連絡ツールではなく、情報社会では欠かせない充実した機能を備える。問題なのは使う側だ。

 インターネットによるいじめ、誹謗(ひぼう)中傷の書き込みなど、情報社会の秩序崩壊が指摘されている。課題解決はそうたやすいものではないだろう。

 スマホが自ら起動して操作する訳ではあるまい。主導権を握っているのは人だ。つまりは使う側が、いかにルールを守るかにかかっている。その一つに「歩きスマホ」がある。

 仙台で勤務していた時、電車通勤だった。駅構内で歩きスマホの乗客とぶつかりそうになったのは一度や二度ではない。こちらがよけて、やり過ごした。画面に集中すれば、前方が注意散漫になるのは当然だ。徒歩の際にも時間を惜しむようにして見入る。それほどまでして画面を注視しなければならない重要なことに違いない。気になった。すれ違う瞬間に目に飛び込んできたのは、ゲームの画面だった。

 仮に、歩きスマホの相手とぶつかったとする。スマホを落として破損すれば弁償問題も生じよう。負傷した場合はどうなのか。トラブルの原因になるのは間違いなく、危険な行為と言わざるを得ない。

 神奈川では、スマホを操作しながら自転車を運転して歩行者を死亡させる事故もあった。

 スマホ操作時は自転車を止めさえすれば防げたはずだ。使う側のモラルが問われている。

(白幡和弘)

【2017年12月19日(火)石巻かほく掲載】


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