2017/11/03~26 第2回 いしのまき演劇祭

いしのまき演劇祭、回顧
“心意気”が共感呼ぶ

 第2回いしのまき演劇祭(実行委員会主催)が幕を閉じた。11月3日から26日まで土・日曜を中心に地元や県内外から7団体が参加し上演。石巻市や東松島市の街中が芝居で活気づいた。演劇人たちによる祭典は、東日本大震災の被災地というイメージを変えようとしている。そんな可能性を予感させた約1カ間だった。(久野義文)

 この1年、演劇祭にかける若い実行委員らの「心意気」に圧倒された。

 副代表の芝原弘さん(35)は、東京と石巻を毎月のように往復した。「被災した古里に好きな演劇で恩返ししたい」という思いが原動力となった。

 代表の矢口龍汰さん(34)もそうだ。演劇祭に本腰を入れるため今年、東京から古里の石巻に舞い戻った。

 合言葉が「被災地・石巻を、演劇の面白い街・石巻に変えよう」だった。共感した劇団が地域を超えて参加に名乗りを挙げた。手弁当で、はせ参じた。演劇人たちの熱い思いが、市民を巻き込んだ祝祭的な演劇祭をつくりだした。

公演ポスター用の撮影

8月、東京からうさぎストライプが会場探しに東松島市を訪れた。公演ポスター用の撮影が、地元の風景を生かして行われた。

 それは会場探しから始まった。震災後、街中に残った施設や店舗を活用。春から夏にかけて東京や仙台から下見に訪れた。開幕前から街中に、ざわついた空気を生みだした。

 東松島市の蔵しっくパークを会場に選んだ、うさぎストライプ(東京)の演出家・大池容子さん(31)は「場所の力が作品を支えてくれた。ここから生まれた」と語った。

 地元の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」の作品を演出した都甲マリ子さん(32)の言葉が耳に残っている。「被災した街中に、それぞれが自然発生的に演劇の灯がともった。草の根文化のように広がった」

 3年後には石巻市に文化複合施設が完成する予定だが、街中を舞台空間に変えていくところに震災後に生まれた演劇祭の特徴がある。県内外から参加した劇団にとっては被災地の現状を知る機会にもなった。街中で演劇祭をやることの意義がある。

名取リーディングクラブ

名取リーディングクラブが震災を題材に群読。終演と同時に市民から拍手が起きた。温かい空気が満ちていった=5日、石巻市中央2丁目・IRORI石巻

 初めて試みたのがビブリオバトルと、高校演劇部が参加したワークショップ。演劇祭に市民や高校生が足を運ぶきっかけになった。各会場で目に付いたのが石巻西高の演劇部員たち。さまざまな演出方法を目の当たりにして「演劇に制限はない、自由につくっていいんだ」と刺激を受けた。

 副代表の一人、角張淳子さん(42)は「女子の部員は、出演した女優さんとおしゃべりができて感激していた。ツイッターを活用して感動を発信した。若い人のパワーが演劇祭の力になる」と喜んだ。

 まだ2回目。試行錯誤が続く中にあって、矢口さんは手応えを感じている。「一緒につくりあげる空気が生まれた。いろんな方向性、可能性が広がっている。半海一晃さんや鈴鹿景子さんら石巻出身の先輩たちも巻き込んでいきたい。演劇祭までの11カ月間をどのようにつないでいくかも課題。ワークショップやトークなどで常に話題をつくっていきたい」。来年の第3回に向けて早くも夢を膨らましている。

 演劇による面白い街づくりは始まったばかりだ。

<劇団仲間がエール>

 自ら参加しなくとも、側面から演劇祭をPR、応援した劇団があった。東京の「劇団 球」と仙台の「短距離男道ミサイル」である。

 劇団 球は10月21、22日、石ノ森萬画館(石巻市中瀬)で上演。芝居の面白さを伝えた。開幕を間近にした演劇祭をアピールした。

 短距離男道ミサイルは11月11日、ロングビーチハウス(渡波)で上演。演劇祭まっただ中で、初めて参加した仙台の演劇企画集団「LondonPANDA」の公演と重なった。仙台を拠点とする劇団の競演が石巻で実現した。

 球も、男道ミサイルも同じ演劇仲間としてエールを送った。次は参加したい-と関心も強い。演劇人たちの心意気が演劇祭を盛り上げた。確実に輪が広がっている。

【2017年12月9日(土)石巻かほく掲載】


芝居の面白い街へ前進
いしのまき演劇祭
7団体が上演、街中を元気に

 11月3日から26日まで、石巻市と東松島市で繰り広げられた第2回いしのまき演劇祭。地元の劇団をはじめ仙台、名取、そして東京からも参加し、計7団体が芝居の面白さで街中を元気に明るくした。

 演劇祭の熱気を、写真で振り返る。

【いしのまき市民劇団 夢まき座「猫貸し屋」】=3日、石巻市中里7丁目・宮城クリニック2F
 石巻に演劇文化を根付かせてきた三國裕子さん。おじいさんになりきった名演で観客を引き込んだ
いしのまき市民劇団 夢まき座
【名取リーディングクラブ「ファミリーツリー」】=5日、石巻市中央2丁目・IRORI石巻
 東日本大震災を題材に群読。終演後、客席に分け入り、詰め掛けた市民らと交流。震災を語り継ぐ大切さをかみしめた
名取リーディングクラブ
【feblabo「日曜日よりの使者」】=5日、石巻市千石町・レストランいち
 最前列の観客も芝居に参加。渡された軍手をカモメのくちばしに見立て、“突っ張り高校生”を、ほかの出演者と一緒につついた。一体感を味わった
feblabo
【演劇企画集団 LondonPANDA「ROOM」】=12日、石巻市中央1丁目・日活パール劇場
 閉館した映画館を利用。懐かしいポスターが張られた通路を進むと、ドアの向こう側に芝居の空間が広がっていた
演劇企画集団 LondonPANDA
【うさぎストライプ「ゴールデンバット」】=19日、東松島市矢本・蔵しっくパーク
 舞台会場「見世の間」から敷地内の庭園に飛び出した地下アイドル役の菊池佳南さん。非日常の世界のヒロインが日常の世界にヒョイと出現。境界を超えるのも芝居の魅力
うさぎストライプ
【コマイぬ「ラッツォクの灯」】=22日、石巻市中央2丁目・パナックけいてい
 会場の造りを生かし、2階のベランダも活用。ラッツォクの灯をともす芝原弘さん。通りの街頭が幻想的な効果を生んだ
コマイぬ
【スイミーは まだ 旅の途中「冬至の夜の夢」】=26日、石巻市成田・DESTINY45
 中学2年生の斎藤小枝さん(左)が“おつかいきつね”にふんし熱演。劇団最年少の活躍に盛り上がった。若い世代の参加が演劇祭の力になっていく
スイミーは まだ 旅の途中

【2017年12月1日(金)石巻かほく掲載】


劇団「スイミーは まだ 旅の途中」

いしのまき演劇祭の最後を飾った「スイミーは まだ 旅の途中」

いしのまき演劇祭
地元劇団、最後を飾る
スイミーはまだ旅の途中に喝采

 街中を活気づけようと、11月いっぱい石巻市と東松島市で繰り広げられた「第2回いしのまき演劇祭」の最後を飾ったのは、地元の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」だった。

 公演は11月25、26の両日、石巻市成田のDESTINY45で行われた。演劇ファンだけでなく子どもたちの姿も見られ、世代を超えて芝居を楽しむ空気が会場を包み込んだ。

 2本立てで、幕開けは「依存はカルトに 転嫁は維新に」。が、台本が上演日までに間に合わないというハプニング。これも芝居のうちかと見ていると、事実のようで、そのいきさつを描くという大胆な作りに変更されていた。全てを笑いにしてしまう芝居のしたたかさに観客も喝采を送っていた。

 もう一本は「冬至の夜の夢」。シェイクスピアの有名な戯曲「夏の夜の夢」に、柳田国男の「遠野物語」を合体させた奇想天外なファンタジー。登場するのは西洋の妖精に変わって、雪女や天狗(てんぐ)、キツネ、オシラサマ、座敷童(ざしきわらし)たち。日本的なキャラクターたちのドタバタ劇に大人も子どもも大受け。芝居の無限の可能性に想像力を広げていた。

 代表の町屋知子さんは「子どもたちも喜んでくれた。みんなの協力で、店舗を芝居小屋の空間に変えることができた。演劇祭を支えてくれた仲間や市民に感謝です。地元だけでなく仙台や東京の演劇人たちとの新しいつながりも生まれた。第3回に向けて財産になっていく」と強調した。

【2017年12月1日(金)石巻かほく掲載】


コマイぬ

観客を目の前に演じた(左から)牛水さん、芝原さん、升さん

いしのまき演劇祭、佳境

■コマイぬ、震災題材に挑む

 芝居が、現実と向き合わせる力になる。そんな芝居の力を、コマイぬが見せてくれた。

 22、23の両日、第2回いしのまき演劇祭に参加したコマイぬが上演したのは「ラッツォクの灯」。東日本大震災を題材にした物語が、津波で被災し再生に向かう石巻市の街中で演じられた。

 「ラッツォクの灯」は、仙台市在住の作家・熊谷達也さんの小説「希望の海 仙河海叙景」(集英社)を、黒色綺譚カナリア派の赤澤ムックさんが舞台用に脚本を書き、演出した。震災後、コマイぬを立ち上げた芝原弘さん(石巻市出身)の「舞台にして古里に届けたい」という強い思いが赤澤さんを動かした。

 仙河海は架空の街だが、気仙沼市をモデルにしている。赤澤さんの親類がいるという。作家の熊谷さんにとっても、かつて中学校教員として住んだ港町だ。一人一人の思いが交錯、融合し、舞台となって結実したのが「ラッツォクの灯」だった。

 芝原さん演じる青年・翔平と妹の瑞希(升ノゾミさん)、恋人の幸子(牛水里美さん)の主に3人による芝居。震災で両親を失い、気持ちがすさみ、人生に投げやりになった翔平が、あの日以来、止まっていた時と向き合い、第一歩を踏み出していく心の軌跡を、劇中劇を交えて約1時間半の中に凝縮した。

 ラストで明らかになる意外な事実。死者を送り迎えするために焚く火を“ラッツォクの灯”という。その本当の意味を知った時、見る者を温かく包み込むのは慈しみ、優しさ、いたわりか。もういないはずの死者たちが、生かされた者たちの人生を励まし、祝福した。前向きに生きることを決めた翔平と共に、彼らは生きているのである。芝居に込めた役者たちの思いが、前に進む力となって観客の背中を押した。

 舞台の空間になったのはリフォームしたパナックけいていの2階。30人が入ればいっぱいの狭い空間に、ラッツォクの灯が灯った。ちゃんとした文化施設でなくても、空間があれば舞台となる。街中そのものが演劇の祝祭となる。いしのまき演劇祭の面白さがそこにある。

 客席の中に石巻西高の演劇部員の姿もあった。1年の佐々木悠真さん(16)は「感動した。目の前での芝居の力に圧倒された。自分も頑張りたい」と語った。10代の若いパワーが、いしのまき演劇祭を支えていく。

 今回は、芝原さんが所属している黒色綺譚カナリア派のメンバーが全面協力。「コマイぬの芝原」と違う「カナリア派の芝原」を届けた。

<作・演出 赤澤ムックさんに聞く>

 「ラッツォクの灯」を戯曲化し、演出した赤澤ムックさん(38)。東日本大震災を題材にした劇を上演することに不安があったという。

 「いつもは日常では味わえない非日常の世界を創ってきた。でも『ラッツォクの灯』は、震災を体験した出来事を描いている。つらい日々をドラマにした。どう受け止められるか、おっかなびっくりだった」

 実際、主人公の翔平の口から、ボランティアの在り方や助成金に対する疑問を発する場面もあった。

 「でも一人の男の話を、しっかり受け止めてくれた。温かい眼差しで見てくれた。上演前の危惧が消えた」

 劇は、東北の港町に生きる人々の姿を通して紡がれる3.11からの再生の物語だった。役者が目の前で演じることによって観客は心を揺さぶられた。

 「みんなで見る、一緒に触れる。同じ空間を、同じ時間を、役者たちと共有することで生まれる感動があった」

 音響係も務めた。詰め掛けた市民らの反応をじかに感じ取った。劇場ではない店舗2階を舞台空間に仕立てた上演も貴重な体験となった。

 「石巻は初めて。公演するだけでなく地域との交流や参加型イベントもいいですね。いしのまき演劇祭、夢が広がります」

 脚本家で演出家。「女優もかな」と。現在、TBSで放映中のドラマ「コウノドリ」にレギュラー出演している。

【2017年11月26日(日)石巻かほく掲載】


女性たち輝く
いしのまき演劇祭

■女優・大橋奈央さん(22)=石巻市=

女優・大橋奈央さん

「将来はミュージカルをつくりたい」と夢を語る大橋奈央さん

 「普段の自分ができない生き方や違う人になりきれる。そこに魅力がある」

 古里の石巻市に戻り、演劇活動に力を入れる。演劇祭では、地元の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」に役者として加わる。公演は25、26の両日。

 自身、2013年と15年の公演にも出演した。表現活動を通して活気ある豊かな地域社会をつくろうとする理念に共感。「地元石巻の人たちらと楽しい時間を共有できた」と振り返る。

 将来の夢は「自分でミュージカルをつくること」という。演劇で活気ある街にしようと飛び回っている。

 今、取り組んでいるのはNPO法人コモンビートによる秋田ミュージカル。来年7月の上演を目指し、スタッフとして関わる。「月2回ほど石巻と秋田を行ったり来たりしています」。

 中学3年の時、石巻市出身の女優・三國裕子さん(67)が開設した演劇教室アクターズスタヂオN・Yとの出合いがきっかけ。「舞台が好きになった。自分にはこれしかないと思った」。

 情熱の勢いのまま東松島高に進学。「東京から役者を呼ぶ授業があった。そこに魅力を感じた」。その後、上京し芝居を本格的に学ぶ。

 昨年暮れに帰郷。「石巻が好き。常に石巻の空気を感じたい。特に中瀬公園で一人の時間を過ごしたり日和山から海を眺めたりするのが楽しい」

 大好きな街・石巻を演劇で面白くしたいという思いが強い。「いしのまき演劇祭を仲間と育てていきたい。一方で自分がつくったミュージカルを演出したい。楽しむ気持ちは伝わるものだから」

 ダンスが得意で、劇団四季のミュージカルにあこがれる。女優として、パフォーマーとして夢が広がる。

 
■うさぎストライプ・菊池さん

劇団「うさぎストライプ」菊池佳南さん

一人芝居で熱唱する菊池佳南さん(撮影・西泰宏さん)

 東京からやって来た劇団「うさぎストライプ」の公演は、とても温かいものになった。18、19の両日、会場となった東松島市矢本の蔵しっくパーク見世の間に満ちたのは柔らかな空気だった。

 演じる者と見る者の間に生まれた一体感。いしのまき演劇祭が目指すものがそこにあった。

 菊池佳南さん出演の「ゴールデンバット」は、地下アイドルを題材にした一人芝居。ビッグになることを夢見て地方から上京し、夢破れた女性の物語だった。

 作品を石巻地方版に仕立て、矢本から上京したという設定。さらにセリフを岩沼市出身の菊池さんが自ら石巻弁に“翻訳”。観客にとってより身近なヒロインになった。「喝采」など昭和の名曲を散りばめたノスタルジックな演出の下、歌が得意という菊池さんが熱唱。“矢本のヒロイン”の人生を浮かび上がらせた。

 詰め掛けた地元高校の女子の演劇部員たちは姉を、市民は娘か孫を応援するように約1時間の一人芝居を見守った。石巻市内の40代女性は「初めて一人芝居を見た。彼女が愛おしくなった」と語り、菊池さんの手を握り励ました。

 菊池さんは「曲に合わせて口ずさむなど一つの作品をその場にいるみんなでつくりあげた気がします。演劇の原点を感じ、幸せな公演でした」と振り返った。

演出・大池容子さん

石巻地方の観客が温かったという大池容子さん

 うさぎストライプは初参加。菊池さんも、作・演出の大池容子さんも30歳。若手の女性コンビによる舞台を、市民は温かい空気で包み込んだ。

<演出・大池さん「観客、温かった」>

 柔らかく見てくれた。笑ってほしいところで笑ってくれた。高校生たちは歌に合わせて体でリズムをとっていた。皆さん、とっても温かった。

 東京だと客席との闘いのイメージが強くなる。どう見せてくれるのだ、と構えられる。舞台を張り詰めた空気が支配する。

 芝居を通して人と人が触れ合う。いい体験をさせていただいた。演劇祭には、これからも参加したい。

【2017年11月25日(土)石巻かほく掲載】


都甲マリ子さん

演劇祭への思いを語る都甲さん

いしのまき演劇祭
トリは「スイミー」25、26日
作・演出都甲マリ子さんに聞く

 約1カ月にわたって繰り広げられてきた第2回いしのまき演劇祭(実行委員会主催)が、いよいよ千秋楽を迎える。

 トリを務めるのは地元の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」。25、26の両日、登場する。演出する都甲マリ子さん(32)に聞いた。

 「2本を上演します。そのうちの1本『冬至の夜の夢』が、私の作・演出になります。原作はシェイクスピアの『真夏の夜の夢』、妖精がいっぱい出てくる物語。が、石巻バージョンは妖精ではなく雪女や天狗、座敷童などが出てきます。柳田国男の『遠野物語』とくっつけました」

 彼女の中で古典ブームが起きているという。それにしてもシェイクスピアと柳田国男というミックスは大胆な発想だ。どんな芝居の世界を見せてくれるのか楽しみである。

 「今年は実行委員ではないぶん、演出により専念できた」

 昨年、初めて開催された時は実行委員会の代表だった。

 「東日本大震災後、ボランティア活動を通じて石巻と関わるようになった。生活拠点にしていた福島と行ったり来たりしているうちに、一緒に演劇をやってくれる仲間が見つかった。今は石巻に移住。石巻ならではの演劇の街を仲間と目指したい」

 今年は11月3日から26日までが演劇祭の期間。地元をはじめ東京や仙台からも劇団が参加した。最後を飾るスイミー…は7団体目。

 「1カ間にわたって、街中に演劇の花が咲く。街のあちこちで自然発生的に芝居が上演される。一つの演劇のパッケージが街に新たな魅力をつくっていく。これからも演劇祭に関わっていきたい」

 2年前、自ら中心になって立ち上げたスイミー…が、今年の演劇祭を締めくくる。

■石巻の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」

 公演は25、26の両日、石巻市成田のDESTINY45で行われる。

 上演作品は「依存はカルトに、転嫁は維新に」「冬至の夜の夢」の2本。

 25日は午後7時から。26日は午後1時、5時からの2回。

 前売り1500円、当日2000円。予約はswimmy.md.tt@gmail.com

【2017年11月24日(金)石巻かほく掲載】


いしのまき演劇祭

■LondonPANDA 日活パール、芝居小屋に活用

日活パール劇場

仙台のLondonPANDAが公演。日活パール劇場が舞台空間になってよみがえった

 夏まで映画館だった日活パール劇場(石巻市中央1丁目)が、舞台空間になってよみがえった。第2回いしのまき演劇祭(実行委員会主催)に参加した仙台を拠点とする劇団が11、12の2日間、活用。芝居小屋に変えて新たな命を吹き込んだ。

 劇団は演劇企画集団LondonPANDA(ロンドンパンダ)。戦後から60年近く日活、成人映画の歴史を刻んできた同劇場特有のよどみ、磁場、わびさびに引かれて、自分たちの作品の会場に選んだ。

 2トントラックでセットや照明、機材などを仙台から運んだ。閉館後、ひっそりしていた場内に舞台空間ができあがっていった。最後の仕上げは役者と観客。客席が埋まり、ステージで役者たちが動きだすと、生命を得たかのように舞台の空気が満ちていった。

 上演した作品は主宰で、作・演出の大河原準介さんの最新作「ROOM」(ルーム)。一つの部屋を舞台に極貧カップルと地縛霊が繰り広げるポップでブラック、シュールな笑いの世界が立ち上がっていった。万年布団とデスク、ソファ、テーブルと、質素なセットが生む貧しいカップルの生活感。水道の蛇口から本当に水が出る、リアル感へのこだわり。

 観客は、ここが昔からある演劇の劇場のように楽しんだ。

 大河原さんは「石巻にある施設を生かして、いかに舞台空間を創造して市民に演劇の面白さを伝えるか。演劇祭の一つの役割だと思う」と強調、日活パール劇場の持つ可能性を示した。

■石恋とコラボイベント、演劇祭上演作品を朗読

上演作品の台本を朗読する高校生たち

芝原さん(左端)の指導の下、それぞれの役に合わせて台本を読み合う高校生たち

 第2回いしのまき演劇祭の一環として「演劇に恋しちゃった♡ 演劇を100倍楽しむ方法」が先日、石巻市元倉1丁目のコミュニティスペース・バタフライで行われた。

 イベントには石巻西、石巻好文館、石巻市桜坂の高校生らが参加。そのほとんどが演劇部で活動している女子高生たち。実行委副代表で、コマイぬの芝原弘さんが指導した。

 「アレルギー」「日曜日よりの使者」「ROOM」など、演劇祭での上演作品の台本の一部を高校生たちが朗読した。渡された台本は、さわりの部分だけしかなく、この後、劇はどう展開するのだろうと興味を深めていた。

 「あらゆる可能性を秘めている」「良い刺激になった」と改めて演劇の魅力を感じ取った。

 「石恋」とのコラボイベントで、演劇祭を続けていく上で若い世代に関わってもらうのが目的だった。

 芝原さんは「若い人たちと出会えたことは大きな一歩。彼らの将来の活動の場にするためにも、演劇祭を素晴らしいものにしていきたい」と語った。

【2017年11月19日(日)石巻かほく掲載】


はや中盤
いしのまき演劇祭

 いしのまき演劇祭が中盤に入り一段と熱を帯びてきた。18、19の両日は東京から、うさぎストライプがやって来る。22、23日は東日本大震災後、よみ芝居による支援に取り組んでいるコマイぬ(石巻・東京)が登場する。

コマイぬの芝原弘さん

今年6月、女川町の照源寺で、よみ芝居を行った、コマイぬの芝原弘さん

■コマイぬ/小説を戯曲化 公演追加し22、23日

 コマイぬは、黒色綺譚カナリア派に所属する芝原弘さん(石巻市出身)によるユニット。昨年に続く参加。

 演目は「ラッツォクの灯」。仙台市在住の作家・熊谷達也さんの「希望の海 仙河海叙景」から戯曲化。脚本・演出を手掛けたのがカナリア派の赤澤ムックさん。出演も芝原さん、牛水里美さん、升ノゾミさんとカナリア派3人によるユニット。東北の港町に生きる人々の姿を通して紡がれる3.11からの再生の物語である。

 しかも、芝原さんによると「一番大事なテーマはそのままに、石巻で上演するにあたり、大胆なアレンジが加えられた。石巻でしか見られない『ラッツォクの灯』に期待して」という。

 公演は23日午後2時、7時からの2回だったが、予約が好評なことから急きょ22日午後7時からの回を追加。会場はガルバナイズギャラリー(中央2丁目、パナックけいてい)。入場料は2500円。

うさぎストライプの菊池佳南さん

ポスター作成のため8月、東松島市を訪れ撮影に臨んだ、うさぎストライプの菊池佳南さん

■うさぎストライプ/一人芝居挑む きょう、あす

 うさぎストライプは、若手の劇作家で演出家の大池容子さんが率いる劇団。東京を拠点に上演しており、いしのまき演劇祭への参加は初めて。

 18日が午後3時半、6時半から、19日が午後1時半からの計3回、東松島市矢本の蔵しっくパークの見世の間で公演する。

 演目は「ゴールデンバット」。取り上げるのは地下アイドルの世界で、しかも一人芝居。

 演じるのは菊池佳南さん(岩沼市出身)。昨年はコマイぬの一員として参加。今回は、もともとの活動拠点である、うさぎストライプの俳優として出演する。2人とも、日本の現代演劇界で注目されている劇作家・演出家の平田オリザさん主宰の青年団にも所属している。

 若い女性コンビが、大人になれない大人のための芝居でいしのまき演劇祭に挑む。入場料は一般1500円、高校生以下500円。

【2017年11月18日(土)石巻かほく掲載】


街中に熱気
いしのまき演劇祭

 3日に開幕した第2回いしのまき演劇祭(実行委員会主催)が、石巻地方を活気づけている。

■LondonPANDA きょう、あす公演

 仙台を拠点に活動する演劇企画集団LondonPANDA(ロンドンパンダ)が11、12の両日、日活パール劇場(中央1丁目)で公演する。いしのまき演劇祭初参加。「ポップでブラック、シュールな笑い」を市民に届ける。

 作品は、主宰で作・演出の大河原準介さん(36)の最新作「ROOM」。「MOOR」と対になる作品で、演劇祭では「ROOM」のみ上演。両作品は1人の自殺者を軸に展開する表と裏の物語。「ROOM」は、ウェルメイドコメディーの要素が強いポップでユーモアにあふれた作品。「MOOR」は、ブラックとシュールの要素が色濃く出てくる作品という。

 公演は11日が午後7時、12日が午後1時、4時からの計3回。

 チケットは一般2000円、学生以下1500円。連絡先は070(1070)1191=午前10時~午後6時=。

   ◇

 5日は東京の劇団feblabo(フェブラボ)と、名取リーディングクラブが登場した。

■東京・feblabo、2本上演

feblabo

手話(中央)を交えて進行した「アレルギー」。若い男女の恋物語が目の前で繰り広げられた

 feblaboは「アレルギー」と「日曜日よりの使者」の2本を上演した。

 「アレルギー」はとても変わったボーイ・ミーツ・ガールの物語。交際の条件として手だけは握らないで-という女性の申し出が突飛。かたくなに理由を拒んできた彼女が意を決して語り出した時、声を打ち消すようにBGMの音量が大きくなりオシマイ。わずか25分。星新一のショート・ショートのような結末。見る側の想像力をかきたてた。

 「日曜日よりの使者」は認知症を扱ったドラマと思わせておいて、観客を記憶の旅に誘う。約50分の芝居は少年時代にあった出来事からよみがえる友情と魂の再生物語だった。代表の池田智哉さんは春先に門脇町で「がんばろう!石巻」の看板の前に立った時、この劇を石巻の人たちに見てもらおうと決めたという。

 会場は千石町のレストランいち。食事を挟みながらの観劇。手話付きだった。何より目の前で熱演、役者たちのパワーがじかに伝わってきた。どこでも芝居の空間となりえる。無限の可能性にあふれている演劇の魅力を伝えた。
 

■名取リーディングクラブ、名取から初参加

名取リーディングクラブ

桜の映像を背景に行われた、震災を題材にした朗読劇「ファミリーツリー」。出演者は名取や塩釜などの市民有志

 名取リーディングクラブは中央2丁目のIRORI石巻で公演。東日本大震災で失われた故郷を記憶に留めておくために書かれた戯曲「ファミリーツリー」を、11人で朗読。

 花見に集まった高橋家と近所の人。交わされる会話から、観客は気づき始める。もしかしたら震災で亡くなった者と生き残った者の宴(うたげ)であることに。震災当時の体験が重なり、客席からはすすり泣きが聞こえた。プロの役者は一人もいない。朗読する側も市民。だからこそ家族への思いなど分かち合う空気が生まれた。

   ◇

 feblaboは前日まで東京で公演。その足で石巻に直行した。特別な思いを抱いてやって来た。芝居で面白い街にしようとする石巻の演劇仲間に共感した。6日は渡波のロングビーチハウスでも公演した。

 名取リーディングクラブは終演後、客席に入り市民と交流を深めた。代表の相澤一成さんは「これを第一歩に、演劇を通じ県沿岸の都市や市民の絆が深まれば」と話した。

 ともに初参加だった。石巻の街中に新たな演劇文化の風を運んだ。(文)

【2017年11月11日(土)石巻かほく掲載】


いしのまき演劇祭、幕上がる

 第2回いしのまき演劇祭(実行委員会主催)が3日開幕。芝居の面白さで石巻地方を活気づける祭りの幕が上がった。

夢まき座

ハンドベルも披露。宮城代表(右から2人目)と幸奈さん(左端)の母娘の共演が実現

<先陣、夢まき座が魅せた>

トップを飾って、いしのまき市民劇団「夢まき座」(代表・宮城利史子さん)が登場。客席と一体となった手作り感あふれる舞台に沸いた。

 上演は普段、稽古場として利用している石巻市中里7丁目の宮城クリニック2階で行われた。題して「音楽と演劇の夕べ」。3部構成で、メインの芝居のほかに、踊りあり、歌あり、演奏ありと、楽しい舞台をつくりあげた。

 音楽を披露した第2部には、宮城代表(59)の長女で東京を拠点に活動するクラリネット奏者の幸奈さん(30)も参加。初の母娘の共演が実現した。ハンドベルで「旅愁」に挑戦した時は、観客がメロディーに合わせて歌い出す場面もあった。アットホームな雰囲気に包まれた。

夢まき座

トップを飾った夢まき座に市民が詰め掛けた。「猫貸し屋」で熱演する三國さん(中央)。幸奈さんのクラリネットの生演奏が効果的に挿入された

 “真打ち”は別役実の劇「猫貸し屋」。顧問で女優の三國裕子さん(66)が、孤独なお年寄りに猫を貸すおじいさん役を熱演。町から猫を借りる人がいなくなる不条理劇だが、希望を込めた演出で、見に来た市民の心を捉えた。

 宮城代表は「先陣を切る形だったので緊張したが、観客と一体感が生まれた温かい舞台になった。市民と一緒につくりあげる演劇祭に育てたい。これから登場する6団体にバトンタッチしたい」と語った。

 観劇した会社役員の及川幸一さん(55)=石巻市日和が丘=は「演劇祭に関心はある。若い人たちが頑張っているようだ。石巻地方を演劇で盛り上げてほしい。応援していきたい」と話した。

 夢まき座の公演は4日夜も行われた。

   ◎

 いしのまき演劇祭は26日まで土・日曜をメインに繰り広げられる。今後、仙台や東京の劇団など6団体が石巻市、東松島市で上演する。

 5日は、名取リーディングクラブによる朗読劇「ファミリーツリー」。午後1時からIRORI石巻(石巻市中央2丁目)。入場無料。

 5・6日は、feblabo(東京都)。演目は「日曜日よりの使者」「アレルギー」の2本。5日が午後6時半からレストランいち(石巻市千石町)、入場料3000円(食事付き)。6日が午後7時半からロングビーチハウス(同市渡波浜曽根)、入場料2000円+1ドリンクオーダー。

【2017年11月5日(日)石巻かほく掲載】


第2回いしのまき演劇祭、きょう開幕

 石巻地方の秋を芝居で彩る「第2回いしのまき演劇祭」が3日開幕する。県内外から7団体が参加。26日までの約1カ間、土・日曜をメインに街中を会場に芝居や音楽、朗読を繰り広げる。

 トップを飾るのは地元のいしのまき市民劇団「夢まき座」(宮城利史子代表)。昨年に続く参加だ。夢まき座に続いて、名取リーディングクラブ(名取市)が5日、feblabo(東京都)が5、6日の2日間、登場する。どちらも初参加。11、12日にはLondonPANDAが日活パールで上演する。

 実行委員会連絡先は代表の矢口龍汰さん090(3983)2121、副代表の芝原弘さん090(4041)8168。

   ◎

【市民劇団夢まき座】

市民劇団夢まき座

いしのまき演劇祭のトップを飾る夢まき座。開幕を間近にしてセットの位置を確認したり、セリフのタイミングを図ったりとリハーサルにも熱が入った

 夢まき座の演目は「音楽と演劇の夕べ」。3、4の両日、午後6時半から宮城クリニック(石巻市中里7丁目)2階で上演する。3部構成で、3部合わせて1時間余の公演になるという。

 第1部は「一人よさこい」。

 第2部が「合唱とクラリネット生演奏」。クラリネット奏者の宮城幸奈さん(30)は宮城代表の長女。普段は東京を拠点に活動。東日本大震災後はクラリネットアンサンブルLampi(ランピ)のメンバーとして被災地支援にも力を入れている。演奏ではミュージカル「キャッツ」の「メモリー」などを披露する。

 第3部が別役実作「猫貸し屋」。顧問で女優の三國裕子さん(66)らが出演する。孤独な人に猫を貸し出す仕事をしている猫貸し屋の話。宮城代表は「不条理劇だが、希望を持って生きていこうという願いを込めたい。クラリネットの生演奏も入れる予定。娘とは初の共演となる。演劇祭で一つの夢がかなう」と話した。

 宮城代表は「先陣切っての上演なので、責任を感じる。あとの参加団体につながるように盛り上げたい。お客さんともつながって、芝居を好きになる市民を一人でも増やしたい。演劇祭に参加する人、見る人の底辺を広げたい」と強調した。

 チケットは一般1500円、中学生以下500円。

 連絡先は0225(94)7205か090(2997)3460。

 夢まき座は2011年、震災の年の夏に発足。10代から70代までの幅広い年齢層で構成。「大人が夢を語れる」「地域に根付いた活動」をスローガンに活動している。会場となる宮城クリニック2階は普段、稽古場に活用しており、夢まき座の活動拠点になっている。

   ◎

【名取リーディングクラブ】

 5日に朗読劇「ファミリーツリー」を届ける。県沿岸部出身者が震災で失われた故郷を記憶に留めておくために書いた作品。

 午後1時~2時20分、IRORI石巻(石巻市中央2丁目)で行われる。入場無料。

   ◎

【feblabo】

 5、6日はfeblabo。06年から東京の小劇場で活動する池田智哉による企画プロデュースユニット。「日曜日よりの使者」と「アレルギー」の2本を上演する。

 5日が午後6時半からレストランいち(石巻市千石町)で、入場料3000円(食事付き)。

 6日が午後7時半からロングビーチハウス(同市渡波浜曽根)で、入場料は2000円+1ドリンクオーダー。

    ◎

【LondonPANDA】

LondonPANDA

会場となる日活パール劇場を下見する大河原さん(左)ら

 仙台を拠点に活動する演劇企画集団LondonPANDA(ロンドンパンダ)が、第2回いしのまき演劇祭に登場する。初参加で「ポップでブラック、シュールな笑い」を掲げて活動してきたLondonPANDAが、石巻市民に演劇の面白さを伝える。

 11・12の両日で、会場に選んだのは今年夏まで映画館だった日活パール劇場(石巻中央1丁目)。

 上演作品は、主宰で作・演出の大河原準介さん(36)の最新作「ROOM」。借りたワンルームが私たちの運命を変えていく物語。

 実はもう一本、対となる作品「MOOR」がある。両作品は、1人の自殺者を軸に展開する表と裏の物語。「ROOM」は、ウェルメイドコメディーの要素が強いポップでユーモアにあふれた作品。「MOOR」は、ブラックとシュールの要素が色濃く出てくる作品という。仙台公演では両作品が上演されている。4日までで、会場はイベント倉庫・ハトの家(仙台市若林区卸町)。

 日活パール劇場を下見に訪れた大河原準介さんに話を聞いた。

 「劇場とは違った、その場所の持つよどみ、地場、わびさびがある。ここで芝居したらどんな反応が起きるか、長い間、映画館として市民に娯楽を提供した日活パール劇場を会場に選んだ理由がある。小劇場ならではの距離感、息遣い、衣擦れの音を楽しんでほしい。
 いしのまき演劇祭には初参加だが、仙台から見たらうらやましい限り。街中に演劇という空間をゼロから創れるからだ。どこまで仕掛けられるか、だ。ここにもう一度、来たいと思わせるか、だ。
 演出家としての自分はもともと変化球を得意とする人間。でも、石巻に届ける作品はスタンダードな、ど真ん中の直球。芝居をあまり見たこともない人が、本当に面白いと感じてくれるような作品を目指した。」

 石巻公演は11日が午後7時から、12日が午後1時、4時からの計3回。

 チケットは一般2000円、学生以下1500円。連絡先は070(1070)1191=午前10時~午後6時=。

 LondonPANDAは07年、東京・下北沢で大河原さんが旗揚げしたプロデュース公演ユニット。16年に活動の場を地元・仙台に移した。

【2017年11月3日(土)石巻かほく掲載】


第2回いしのまき演劇祭
来月3日から

 7団体が参加する、いしのまき演劇祭。

 トップを飾るのは「いしのまき市民劇団 夢まき座」。3、4の2日間(各日午後6時半開演)、宮城クリニック(石巻市中里7丁目)2階で上演される。

 演目は「音楽と演劇の夕べ」。3部構成で、第1部が「一人よさこい」、第2部が「合唱とクラリネット生演奏」。第3部が別役実作の不条理劇「猫貸し屋」。

 クラリネット演奏は、クラリネットアンサンブル「Lampi(ランピ)」の宮城幸奈さん。代表の宮城利史子さんは母で、幸奈さんは「いつか母と一緒に舞台を創ってみたい」と語っていた。その夢が地元の演劇祭で実現する。

 料金は一般1500円、中学生以下500円。連絡先は0225(94)7205、または090(2997)3460。

<総合窓口>

 いしのまき演劇祭実行委員会は28日、総合窓口を石巻まちの本棚に開設した。演劇祭に参加する団体のチケットなどを扱う。

 まちの本棚の開館日は、土・日・月曜の3日間(午前11時~午後6時)。

 連絡先は矢口代表 090(3983)2121。

【2017年10月29日(日)石巻かほく掲載】


▽第2回いしのまき演劇祭
 日時:2017年11月3~26日
 場所:石巻市と東松島市

【2017年10月28日(土)石巻かほく掲載】


いしのまき演劇祭

 11月3~26日の土・日曜、祝日をメインに開催。県内外から7団体参加。

 連絡先は実行委代表・矢口さん090(3983)2121。

【2017年10月27日(金)石巻かほく掲載】


菊池さん、来月は「いしのまき演劇祭」
東松島で一人芝居
18・19日

 菊池佳南さんがうさぎストライプ(東京)の一員として、11月の「いしのまき演劇祭」に参加する。

 18、19の両日、東松島市矢本の蔵しっくパークで上演。演目は「ゴールデンバット」で、一人芝居に挑む。

【2017年10月20日(金)石巻かほく掲載】


第2回いしのまき演劇祭

いしのまき演劇祭に向けて張り切る実行委員ら。右から2人目が代表の矢口さん=IRORI石巻前

いしのまき演劇祭、来月3日開幕
旧映画館、ギャラリーで上演
土・日メイン

 「第2回いしのまき演劇祭」(実行委員会主催)が11月3日に開幕する。地元石巻をはじめ、仙台、東京などから七つの演劇団体が参加。26日までの土・日曜、祝日をメインに、石巻市と東松島市の各会場でそれぞれ上演する。

 文化の秋で活気づく石巻地方の街中を、演劇の面白さで染める。昨年、7月に初めて開催されたいしのまき演劇祭。2回目となる今年は、秋に移行して実施する。

 昨年に続いての参加は、いしのまき市民劇団「夢まき座」、劇団「スイミーは まだ 旅の途中」(石巻)、コマイぬ(石巻・東京)の3団体。新たに加わったのが、名取リーディングクラブ、feblabo(東京)、演劇企画集団LondonPANDA(仙台)、うさぎストライプ(東京)の4団体。

 会場も上演作品に合わせてさまざま。新設のギャラリーや、今夏、閉館した日活パール劇場(石巻市中央1丁目)を活用する団体もある。

 11月は街中のあちこちで演劇の花が咲く。

 実行委員会は「(東日本大震災の)被災地・石巻から演劇の面白い街へと変えていきたい」と意気込みを語る。

 連絡先は実行委員会代表・矢口龍汰さん090(3983)2121。

<7団体公演日程>

◇いしのまき市民劇団「夢まき座」(石巻市)
 3、4日 午後6時半(宮城クリニック2F、石巻市中里7丁目)
 演目「音楽とおはなしの夕べ~あなたを夢の世界へお誘いします」
 料金は一般1500円、中学生以下500円
 連絡先は0225(94)7205 または090(2997)3460

◇名取リーディングクラブ(名取市)
 5日 午後1時(IRORI石巻、石巻市中央2丁目)
 演目「海辺のまちの、ちいさな家族の物語『ファミリーツリー』」朗読
 料金は無料
 連絡先は080(7967)3635

◇feblabo(東京都)
 5日 午後6時半(レストランいち、石巻市千石町)、6日午後7時半(ロングビーチハウス、石巻市渡波浜曽根)
 演目「日曜日よりの使者」「アレルギー」
 料金は5日が3000円(食事付き)、6日2000円+1ドリンクオーダー
 連絡先は090(8560)3381

◇演劇企画集団LondonPANDA(仙台市)
 11日 午後7時、12日 正午、午後4時(日活パール劇場、石巻市中央1丁目)
 演目「ROOM」
 料金は一般2000円、学生以下1500円
 連絡先は070(1070)1191

◇うさぎストライプ(東京都)
 18日 午後3時半、午後6時半、19日午後1時半(蔵しっくパーク見世の間、東松島市矢本)
 演目「ゴールデンバット」
 料金は一般1500円、高校生以下500円
 連絡先はeメールinfo@usagistripe.com

◇コマイぬ(石巻市・東京都)
 23日 午後2時、午後7時(ガルバナイズギャラリー、石巻市中央2丁目・パナックけいてい)
 演目「ラッツォクの灯」熊谷達也「希望の海 仙河海叙景」より
 料金は2500円
 連絡先は090(4041)8168

◇劇団「スイミーは まだ 旅の途中」(石巻市)
 25日 午後7時、26日 午後1時、5時(Destiny45、石巻市成田)
 演目「依存はカルトに、転嫁は維新に」「冬至の夜の夢」
 料金は前売り1500円(当日2000円)
 連絡先はeメールswimmy.md.tt@gmail.com

※全ての公演に、+500円で「演劇祭公式ガイドブック」(定価1000円)が付く。
 予約限定。連絡先はishinomaki.engekisai@gmail.com

<プレイベント>

 いしのまき演劇祭プレイベントとして「ビブリオバトル2017」が、10月21日午後7時から石巻まちの本棚(石巻市中央2丁目)で開かれる。

 芝居と本はつながっている-をコンセプトに、演劇祭に参加する団体が、自分たちの芝居の世界観に最も近い本をバトラーになって推薦。お薦めの本を競い合う。

 入場料は500円。会場で各劇団の公演チケットも購入できる。

 連絡先は0225(22)8788。

【2017年10月15日(日)石巻かほく掲載】


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