命綱(山家達也)

水紋

 15日午前7時ごろ、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、東北地方に全国瞬時警報システム(Jアラート)が鳴り響いた。8月29日以来2回目の発射。日常では聞くことのない不快な音で1日が始まった人も多くいただろう。

 「対処が分からない」「海の上ではどうするのか」という戸惑いや不安の声も多かった。

 また、「運次第ですよね」「飛んできても空を見上げるしかないですから」と諦めの声も聞こえてきた。

 そういう私もどう避難をするか、どう自分の身を守るべきかよく理解していない。

 内閣官房の「国民保護ポータルサイト」によると、弾道ミサイル落下時の行動について「できる限り頑丈な建物や地下に避難する」「物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る」「窓から離れるか、窓のない部屋に移動する」とある。

 インターネットで「ミサイル 国民保護」と検索すればすぐに表示される。サイトにはこのほかに、周辺諸国から武力行使を受けた場合の行動や避難施設などの紹介がある。

 しかし、早朝に避難できる頑丈な施設や地下施設が地方には少ないことや、避難訓練実施回数の少なさなど多くの課題は残るが、ただ突っ立ているよりは生存率が上がるのは確実だ。

 情報はクモの糸のように細く頼りない糸かもしれないが、いざという時の命綱になりうる。自分の命を守るために情報を活用してほしい。

(山家達也)

【2017年9月21日(木)石巻かほく掲載】


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