原稿と健康(河北新報社石巻総局・関根梢)

水紋

 「原稿より健康」。同業者の集まりでよく耳にするフレーズだ。仕事に没頭するあまり心身の健康を損なわぬよう気を付けよう、という教訓と解釈している。

 わが身を省みれば、生活は不規則で自炊はほとんどせず、たばこも晩酌も欠かせない。仕事柄を言い訳にしてきたが、絵に描いたような不健康な生活。「25歳はお肌の曲がり角」などと言われるが、それを超えた現在、早くも体力の曲がり角に差し掛かっている気がする。

 女川町議会9月定例会の一般質問でも健康の話題が取り上げられた。同町の高齢化率は37.8%に上り、健康づくりは重要な地域課題だ。

 昨年、町とNPO法人「アスヘノキボウ」、ロート製薬(大阪市)が協定を締結、健康を切り口にしたまちづくりに力を注ぐ。「健康100日プロジェクト」はその一環。町民らがチームを組んで目標を設定し、その達成率を競い合う。

 町議会チームの一員として参加している町議は「歩くと調子がいい。血圧が下がったし、血管年齢も実年齢より若かった」と自慢げだ。

 ちなみに、一連の健康談議の会場が喫煙所だったのはご愛嬌(あいきょう)。急にアクセルを全開にしたら息切れしてしまう、というのは言い訳か。

 当事者の語り口に触発され、私も後に続こうと決意した。当面の目標は1日8000歩歩き、総局赴任後に増えた体重を元に戻すこと。原稿も健康も、両方手に入れてみせよう。

(河北新報社石巻総局・関根梢)

【2017年9月14日(木)石巻かほく掲載】


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)