(105)ビートルズと The R.S

 授業でよくビートルズの曲をかけます。「先生、好きですね」と学生たち。そんなときの私の言い訳は「なにせビートルズ世代なので…」。

 上京して大学に入学したのが昭和41年(1966年)の4月。その2カ月後の6月29日にビートルズが初来日。6月30日から3日間東京・日本武道館で公演。しかし、今のような情報化時代とは異なり、同じ東京の空の下にいながら、私は来日も公演も全く知りませんでした。

 ただ、しだいにビートルズが若者たちに浸透し、大学のサークルでの「コンパ」となると決まって流れるのは彼らの曲。カラオケがない時代でしたので、カセットレコーダーをかけ、皆で一緒に歌ったり曲に合わせて踊ったりしました。

 さて、the Beatles(ザ・ビートルズ)という名前の由来については 次の説が有力なようです。英語で「かぶと虫」は beetle(ビートル)で複数形は beetles。ジョンが、拍子の beat(ビート)と、昆虫の beetle をひっかけて、「 Beatles 」と名前を決めたとのこと。

 ところが、彼らの前にライバルが。1962年4月に結成されたロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」( The Rolling Stones = the R.S )です。

 大学2年の頃、私はアルバイトで BBC(英国放送協会)のプロデューサーの通訳をしていました。一日の取材が終わって新橋のガード下の居酒屋で一杯飲るのが常でしたが、飲むほどに彼は「RSの方が好きだ」と言い切ったのを今でも記憶しています。

 The Beatles が“ Love Me Do ”で鮮烈なデビユーをしたのが1962年。しかし、8年後の1970年には解散。それに対していろいろと事件を巻き起こし“ Bad guys ”「ワル」と評されながら、The R.S は今も健在。いずれも73歳とは思えないパフォーマンスで世界の人々を虜にしています。

大津幸一さん(石巻専修大人間学部教授)

【2017年9月12日(火)石巻かほく掲載】


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