川柳(8/12掲載)

俳句

【水戸一志 選/評】

 季語に悩まない川柳だから八月忌、原爆忌の戦後をストレートにぶつけることができる。万余の命をさらった大津波も、川柳史に残ることになる。

 ◎は二つの大難を乗り越えた人の句。この世に何人もいないはずだと思うと、貴重である。

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◎ 敵機でも津波でも逃げ生き延びた  (石巻市鹿妻南・泉町子)

  産地から糖度保証の桃届く  (石巻市中里・鈴木きえ)

  お盆の灯山すその墓地染めていく  (東松島市矢本・斎藤勝彦)

  泣きなさい笑いなさいと遠花火  (多賀城市八幡・佐藤久嘉)

  鈍くさいだから時々若づくり  (石巻市泉町・丹野江湖)

  ドッコイショ老いは進化の証しです  (石巻市不動町・新沼勝夫)

  政界の震度は100を超えそうだ  (東松島市矢本・奥田和衛)

  鯉悠々汚れた川でうがいする  (石巻市向陽町・佐藤功)

【2017年8月12日(土)石巻かほく掲載】

■作品を募集中/短歌、俳句、川柳を明記

 短歌、俳句、川柳を募っております。皆さんの力作をお寄せください。

 募集要項は次の通りです。

 短歌、俳句、川柳とも必ずはがきを使い、1枚に3首・句まで。いずれも自作の未発表作品に限ります。作品は返却しません。

 作品と同じ面(裏面)に氏名(筆名の場合は本名も)・住所・年齢(学年)・電話番号を記し、〒986-0827石巻市千石町4の42、三陸河北新報社編集部・文芸係(短歌、俳句、川柳を明記)まで。連絡先は0225(96)0321。


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